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金属元素の一つ。超重元素の一つ。仮名ウンニルクアジウム(Unq)、クルチャトビウム。
質量数は、253から268までが確認されており、その中に核異性体も存在する。
崩壊の種類については一例。これとは異なる崩壊をすることもある。264Rf以降については情報の信憑性に難があるため注意。
同位体核種 | 天然存在比 | 半減期 | 崩壊 | 崩壊後生成物 |
---|---|---|---|---|
253Rf | ‐ | 自発核分裂(SF) | ||
α崩壊 | 249No | |||
254Rf | ‐ | 自発核分裂(SF) | ||
255Rf | ‐ | 自発核分裂(SF) | ||
α崩壊 | 251No | |||
256Rf | ‐ | 自発核分裂(SF) | ||
257Rf | ‐ | α崩壊 | 253No | |
β+崩壊 | 257Lr | |||
258Rf | ‐ | 自発核分裂(SF) | ||
α崩壊 | 254No | |||
259Rf | ‐ | 自発核分裂(SF) | ||
260Rf | ‐ | 自発核分裂(SF) | ||
261Rf | ‐ | α崩壊 | 257No | |
β+崩壊 | 261Lr | |||
自発核分裂(SF) | ||||
261mRf | ‐ | 78秒 | β+崩壊 | 261Lr |
262Rf | ‐ | 自発核分裂(SF) | ||
263Rf | ‐ | 15分 | 自発核分裂(SF) | |
α崩壊 | 259No | |||
264Rf | ‐ | 自発核分裂(SF) | ||
265Rf | ‐ | 自発核分裂(SF) | ||
266Rf | ‐ | 10時 | α崩壊 | 262No |
自発核分裂(SF) | ||||
267Rf | ‐ | 自発核分裂(SF) | ||
268Rf | ‐ | α崩壊 | 264No | |
自発核分裂(SF) |
同族のハフニウム(Hf)に性質が似ているとされる。
1964(昭和39)年に旧ソ連のドブナ原子核共同研究所(JINR)で、242Puに22Neイオンを衝突させるという方法で作りだされた。製法は242Pu+22Ne→260Rf+41nである。
1969(昭和44)年にはアメリカ カリフォルニア州のローレンス放射線研究所(現在のカリフォルニア大学 ローレンス・バークレイ国立研究所)で確認が行なわれ、257Rf、258Rf、259Rf、261Rfが発見されたが、ドブナ原子核共同研究所(JINR)と同じ同位体だけが発見できなかった。このため、長く発見者が米ソのどちらであるか、揉めることになった。
ラザホージウムの名は米ロのうちアメリカ側の主張が採用されたものであり、原子核の存在を発見した物理学者ラザフォードにちなんで命名された。
和名については、最終的に「ラザホージウム」で落ち着き、理科年表などでもこの表記である。それ以前は「ラザフォージウム」「ラザフォルジウム」などの表記も見られた。
不明。
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