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質量数は、95から133までが確認されており、その中に核異性体も存在する。安定同位体は三つある。
3つの安定同位体のほかに、三つの長寿命放射性同位体がある。
同位体核種 | 天然存在比 | 半減期 | 崩壊 | 崩壊後生成物 |
---|---|---|---|---|
95Cd | β+崩壊 | 95Ag | ||
96Cd | β+崩壊 | 96Ag | ||
97Cd | β+崩壊 | 97Ag | ||
98Cd | β+崩壊 | 98Ag | ||
99Cd | β+崩壊 | 99Ag | ||
100Cd | β+崩壊 | 100Ag | ||
101Cd | β+崩壊 | 101Ag | ||
102Cd | β+崩壊 | 102Ag | ||
103Cd | β+崩壊 | 103Ag | ||
104Cd | β+崩壊 | 104Ag | ||
105Cd | β+崩壊 | 105Ag | ||
106Cd | 1.25% | >6.6×1018年 | (2β+崩壊) | 106Pd |
107Cd | 6.5時 | EC崩壊 | 107mAg | |
β+崩壊 | 107mAg | |||
108Cd | 0.89% | >4.1×1017年 | (2β+崩壊) | 108Pd |
109Cd | ‐ | 1.267年 | EC崩壊 | 109Ag |
110Cd | 12.51% | 安定核種(中性子数62) | ||
111Cd | 12.81% | 安定核種(中性子数63) | ||
111mCd | IT崩壊 | 111Cd | ||
112Cd | 24.13% | 安定核種(中性子数64) | ||
113Cd | 12.22% | 9.3×1015年 | β−崩壊 | 113In |
113mCd | ||||
114Cd | 28.72% | >9.2×1016年 | (2β−崩壊) | 114Sn |
115Cd | ‐ | β−崩壊 | 115In | |
115mCd | ‐ | 44.6日 | ||
116Cd | 7.47% | 3.4×1019年 | 2β−崩壊 | 116Sn |
117Cd | ‐ | 2.4時 | β−崩壊 | 117In |
117mCd | ||||
118Cd | β−崩壊 | 118In | ||
119Cd | β−崩壊 | 119mIn | ||
120Cd | β−崩壊 | 120In | ||
121Cd | β−崩壊 | 121mIn | ||
122Cd | β−崩壊 | 122In | ||
123Cd | β−崩壊 | 123mIn | ||
124Cd | β−崩壊 | 124In | ||
125Cd | β−崩壊 | 125mIn | ||
126Cd | β−崩壊 | 126In | ||
127Cd | β−崩壊 | 127mIn | ||
128Cd | β−崩壊 | 128In | ||
129Cd | β−崩壊 | 129In | ||
130Cd | β−崩壊 | 130In | ||
131Cd | β−崩壊 | 131In | ||
132Cd | β−崩壊 | 132In | ||
133Cd | β−崩壊 | 133In |
安定核種に対し、質量数が大きすぎるまたは小さすぎる場合は複雑な崩壊となり、質量数が小さいと陽子放射、大きいと中性子放射が同時に起こることがある。
イタイイタイ病は、富山県の神通川流域で発生した、日本初の公害病として認定された疾患である。これはカドミウムによって引き起こされる、骨が軟化する病気である。
重金属であるカドミウムの慢性中毒により腎機能障害を起こし、カルシウムの吸収ができなくなり、もって骨が脱灰状態になり骨軟化症を招く。このため、僅かな身体の動きでも骨折してしまい、患者が「痛い痛い」と泣き叫んだことから、地元の開業医、萩野昇により「イタイイタイ病」と命名された。
まず、18世紀頃から、神通川流域上流の神岡鉱山で銅や鉛、亜鉛などが採掘されるようになった。しかし、当時はカドミウムが良く知られておらず、その検出方法も知られていなかったこともあり、亜鉛製錬後に発生したカドミウム含有排水などが、そのまま神通川へと流されていた。
神通川の中流域では、潅漑用水や飲料用水として使われていたため、このカドミウム汚染水が農作物や水道水を通じて周辺住民の体内に蓄積され、やがてイタイイタイ病を引き起こしたのである。
支那は土壌の汚染が深刻なレベルにまで進んでおり、支那で栽培される米は、大半がカドミウムで汚染されている。
報道では、広東省広州市圏で販売されている米の半分近くがカドミウムに汚染されている、などと報じられた。共産党政府の許容限度は1kgあたり0.2mgだが、倍以上を含む米が普通に市販されており、規制も困難な状況になっているという。
こういった米は、日本国内にもかなりの量が流入しているとされる。
食品に含まれるカドミウムの毒性については、農林水産省が「食品安全に関するリスクプロファイルシート」と題してまとめていた。
1817(文化14)年にドイツの科学者シュトロマイヤーにより、菱亜鉛鉱の中の不純物として発見された。
化学名Cadmiumは、ギリシャ語で「菱亜鉛鉱」を意味するκαδμεία(kadmeía)から付けられた。
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