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Appleの携帯情報端末で利用されている、スマートフォン向けオペレーティングシステムおよびタブレット向けオペレーティングシステム。
日付は原則として米国時間。
iOS 4は、iPhone 3G以降、iPod touch第2世代以降用として登場したバージョンで、このバージョンからiOSの名になった。またApple TVでも採用されている。
これを著している時点での最新版でもある。
4.3以降は、iPhone 3GS/4以降、iPod touch第3世代以降、iPadシリーズ用となった。
4.4以降は、Apple TV用。
iOS 6は、iPhone 3GS/4/4S/5以降、iPod touch第4世代以降、iPad 2/iPad(第3世代)以降用として登場したバージョン。
2012(平成24)年6月11日(現地時間)に発表され、2012(平成24)年9月19日にリリースされた。
iPod touch第4世代ではiOS 7が提供されないことから、不具合修正のためにiOS 6.1.5の更新が行なわれた。
iOS 8は、iPhone 4S以降、iPod touch第5世代以降、iPad 2/iPad(第3世代)以降用。
iOS 10は、iPhone 5以降、iPod touch第6世代以降、iPad 4以降用。
DarwinのカーネルであるXNU(Machベース)の上に、各種のアプリケーションフレームワークが搭載されている。
iOS向けのアプリケーションを開発し配布することは可能だが、現行のiOS搭載製品にはJava仮想マシン等が搭載されていない。プログラミング言語としては、原則としてはObjective-Cを使用する必要があるが、普通のCや、C++も利用できないことはない。
かつては、iOSのバージョンアップにはPCが必要で、自力では出来なかった。
しかしこれは全く「スマート」ではないとの酷評は当然ながらあり、この問題はiOS 5から改善された。
iOSは、セキュリティを理由として、アプリケーションはサンドボックス内に配置される。
サンドボックスとは、ファイル、環境設定、ネットワークやハードウェアリソースなどについて、アクセスをきめ細かく制限する機能である。iOSは、アプリケーションごとに個別のサンドボックスディレクトリーにアプリをインストールし、その位置を、そのアプリケーションとデータにおけるホームとして扱う。
つまり、iOSは原則としてアプリとデータが結びついており、フォルダーの階層構造といった概念を、見た目としては持っていない。
WindowsやAndroidにはあるファイルエクスプローラーなどのファイルシステム管理ツールがiOSにないのは、そのような理由による。
ちなみに、無料版で幾つかのデータを持っていて、満足したので有料版に買い換え、といった場合も、異なるアプリとして扱われると、そのデータを共有することができない不便さもある。
以降は、著している時点で最新の、iOS 6を前提として説明する。
iOSデバイスは、音量ボタンなどを除くと、操作に用いるボタンは二つ、「いわゆる電源ボタン」と「ホームボタン」がある。
アプリケーション起動中にホームボタンを押せばホーム画面に戻る。iOS 4以降であれば、この時アプリはバックグラウンドで動作しており、ホームボタンを2回押す(いわゆるダブルクリック)すると、画面下にマルチタスクバーが表示され、アプリの切り替えや終了が可能である。
いわゆる電源ボタンは、古くは「スリープ/スリープ解除ボタン」と呼ばれ、後に「オン/オフ ボタン」と呼ばれるようになったボタンである。
この電源ボタンを2秒間ほど押し続けると画面が黒くなり、赤い「電源オフ」のスライダーが表示される。このスライダーをスライドすると、電源がオフになる。オフ状態から電源ボタンを暫く押すと、電源が入り起動する。
他に、動作中に10秒間、電源ボタンとホームボタンを同時に押し続けると、デバイスは強制的にリセットされ、再起動する。OSがフリーズした場合には、この方法で再起動する。
ホームボタンを二回押すと表示されるのが、タスク切り替えの画面である。iOS 6までと、iOS 7からとでは、仕様がかなり変わっている。
iOS 6までは、マルチタスクバーと呼ばれ、アプリのアイコンの上でホールドすると、アイコンがぷるぷるし、左上に⊝が表示される。この時、左上の⊝をタップすると、そのアプリは終了する。意外とタップするべき位置がシビアで、面倒であった。
ホームボタンを一回押せば、ぷるぷるは終了する。
ホームボタンを二回押せば、マルチタスクバーが消える。
iOS 7からは、大幅に改善された。
ホームボタンを二回押すという操作性の悪さは相変わらず変わっていないが、マルチタスキングの画面では現在動作中のアプリのアイコンと画面が表示される。
左右にスワイプして、画面に出したいアプリを選ぶことができる。
終了させたいアプリは、画面を上に放り捨てるようにスワイプすると終了する。
ホームボタンを一回または二回押せば、マルチタスキングの画面は終了し、元の画面に戻る。
画面のアイコンの上でホールドすると、画面のアイコンを並び替えるモードになる。
画面全体のアイコンがぷるぷるし、左上に⊗が表示される。この時、左上の⊗をタップすると、そのアプリは削除される。アイコンをフリック&ドロップすれば、アイコンはその場所に移動する。
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