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変換精度が良いことで有名な製品の一つ。
日本語対応パソコンの黎明期、jX-WORD太郎に添付されて世に登場して以来、常に時代をリードしてきた日本語入力システムである。
当初はKTISと呼ばれており、バージョン3から現在のATOKという名になった。
今では標準として確立されている基本的な日本語の入力方法の大半がATOKによりもたらされたと言っても過言ではない。
このソフトウェアはワードプロセッサーの一太郎の人気の影響もあって古くから人気があり、何を差し置いてもまずATOKという古くからのユーザーが多い。
逆にMS-DOS時代の性能の低さに悩まされた覚えのあるユーザーにはアンチATOKという人も少なからずいたが、今やライバル製品は全て消滅、やがて対抗は全く使い物にならないMicrosoft IMEだけになってしまったため、後にGoogle 日本語入力が登場するまでは、アンチは特殊な人以外はいなくなってしまった。
ATOKは、メンテナンスの頻度に差があるが、様々な環境で動作するものがリリースされている/いた。
登場月(ATOK13以降はWindows版の単体発売日)と、バージョン名、および対応する一太郎のバージョンを一覧する。
ATOK 2005からATOK 2017までのまでは<ATOK 西暦年>が製品名となっているが、Tech Ver.(内部バージョン、作られるフォルダーの名前など)は、以下表記の通りである。なお2018(平成30)年以降は単にATOK for Windowsとなり、Tech Ver.も31のまま更新されなくなった。
その他のもの。
MS-DOS用のATOK7までは変換効率や学習性能にやや難があり嫌う向きも多かったが、ATOK8からは業界初のメガバイトサイズの超巨大変換辞書を搭載することで、他の追随を許さないほどの性能に変貌し、人気を獲得した。
また変換速度も飛び抜けて高速で、当時として他の追従を許さない水準だった。
この頃のバージョンは、MS-DOS版やMicrosoft Windows版はフロッピーディスク5枚組みだったが、Hi-UX版はフロプティカルディスク1枚だった。
Windows用のATOKは、「いれたてのおちゃ」を正しく「入れ立てのお茶」と変換できるというのが売り文句であった。
更に、多くの日本語変換システムでは「ガイドが天上する」ところを、ATOKでは正しく「ガイトが添乗する」と変換できるのも自慢である。
ただし、「今日出します」という様な口語体まで変換できるとは限らない。納期に遅れたら殴られるかもしれない。
なお、このCMが流れた頃のATOKは「いれたてのあついおちゃ」は正確に変換できず、「入れた手の熱いお茶」になった。
ATOK 2011から、右クリックメニューに「ATOKで学習する」なる邪魔な機能が追加された。
また不具合か、二つくらい追加されていたりすることもあり、邪魔なことこの上ない。これは、設定で消すことができる。
ATOK 2013の場合、「スタート」→「全てのプログラム」→「ATOK」→「ATOK 2013」→「文書学習ツール」を実行し、「詳細設定(S)」ボタンを押し、「エクスプローラーのコンテキストメニューを拡張する(X)」のチェックを外せば良い。
公式には「エイトック」と読み、フルスペルはAdvanced Technology OfKana-kanji transferであると言われている。
ジャストシステムによる ATOKのフルスペルは、次の通り。
但し、このスペルは後付けであるとする説も根強い。ジャストシステムは「俗説だ」と切り捨てているが、今でも「Awa TOKushima」の略とする説や、「Alphabet TO Kanji」ないし「Ank TO Kanji」の略であるとする説は存在する。
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