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Sun Microsystems(現Oracle)により開発されたUNIX。
オペレーティングシステム(OS)であるカーネルの他に、統合デスクトップ環境などを含めた統合的なシステムとして販売されている。
このうち、OSのコア部分はOpenSolarisとしてオープンソースで公開されている。
当初、Sunが開発していたSunOSは、BSDベースだった。この製品はSunOS 4まで続く。
これをUNIX System V Release 4(SVR4)ベースに置き換えるにあたり、SunOS 5.0という名称の代わりに、Solaris 2という製品名を付けた。そして遡ってSunOS 4もSolaris 1と呼ばれることになったが、Solaris 1という呼び方は殆ど使われなかった。
長い歴史の中で、Solaris 2.0からSolaris 2.6までバージョンアップした次は「2.」を無くし「Solaris 7」になるという画期的なバージョンアップを果たした。以降、8、9、10、のように続いている。したがって、Solarisは3から6までが無い。Sunはこういったバージョンアップが好きらしく、Javaでも同様のバージョンアップをした。
また、Solaris 10では、Solaris 10 m/yyという形式で、リリースした年月をアップデート名として使用している。
デスクトップ環境も、当初はOpenWindows、やがてCDEを経て、Solaris 10からはGNOMEベースのJava Desktop Systemが採用されている。
Solaris 2.0〜2.2まではX11/NeWS(X11R4)をベースに、Solaris 2.3〜2.5.1まではX11R5を、またSolaris 2.6でX11R6相当となっていた。
両者にはソース互換があるために、パーソナルコンピューターでもSPARC Stationと同等の環境が実現できると言われているが、SolarisにはCコンパイラーが添付されていないためGCC等の別のソフトウェアが必要になる。
バージョン | デスクトップ環境 | |
---|---|---|
Solaris | SunOS | |
Solaris 2.0 | SunOS 5.0 | |
Solaris 2.1 | SunOS 5.1 | OpenWindows 3.1 |
Solaris 2.2 | SunOS 5.2 | OpenWindows 3.2 |
Solaris 2.3 | SunOS 5.3 | OpenWindows 3.3 |
Solaris 2.4 | SunOS 5.4 | OpenWindows 3.4 |
Solaris 2.5 | SunOS 5.5 | OpenWindows 3.5、CDE 1.0.1 |
Solaris 2.5.1 | SunOS 5.5.1 | OpenWindows 3.5.1 |
Solaris 2.6 | SunOS 5.6 | OpenWindows 3.6、CDE 1.2 |
Solaris 7 | SunOS 5.7 | |
Solaris 8 | SunOS 5.8 | |
Solaris 9 | SunOS 5.9 | |
Solaris 10 | SunOS 5.10 | Java Desktop System |
Solaris 11 |
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