EOS 60D

読み:イオス・ろくまるディー
読み:イオス・ろくじゅうディー
外語:EOS 60D 英語
品詞:商品名

キヤノンのディジタル一眼レフカメラの一機種。EOSシリーズの機種であり、同社のラインナップ中ではミドルクラスに位置する。

目次

  • 型式
  • 撮像素子
  • シャッター
    • 速度: 最高1/8000秒
    • 連写速度: 最高5.3枚/秒
    • 耐久性: 約10万回
  • 記録方式
  • 液晶モニター
    • 寸法: TFTカラー液晶3.0型
    • 画素: 約104万画素
    • 視野率: 約100%
  • その他
    • バッテリー: LP-E6
    • コネクター類
      • デジタル端子(USB 2.0)
      • ビデオ出力端子(NTSC/PAL選択可)
      • ステレオ音声出力
      • HDMIミニ端子 (タイプC、CEC対応)
      • リモコン端子 (リモートスイッチRS–60E3用)
  • 大きさ
    • 144.5mm(幅)×105.8mm(高さ)×78.6mm(奥行)
    • 約675g(本体のみ)
    • 約755g(CIPAガイドラインによる質量)

発売日等

  • 発売日: 2010(平成22)年9月18日
  • 価格帯: オープンプライス(ボディのみ市価13万円前後)

レンズキット

カメラ本体に、レンズをセットして販売するものをレンズキットという。

次の各レンズとのセットモデルが用意された。

  1. EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS
  2. EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS

18-135は、50D用のレンズ18-200に代えて採用されたレンズである。しかし、これも良いレンズではない。

18-55は、50D用のレンズ17-85に代えて採用されたレンズである。かつて、18-55はUSMだがISのないレンズが存在したが、その旧型と比較すると若干の改善はあるようだが、これも1800万画素の60Dで使うには充分な性能のあるレンズとは言えない。

機能

前機種「EOS 50D」に対する後継機である。次のような機能を特徴としている。

  • 約1800万画素の自社製CMOSセンサー(APS-Cサイズ)
  • 高性能映像エンジン「DIGIC 4」 (EOS 50Dから継続)
  • ISO感度は常用100〜6400、拡張設定にISO12800を用意
  • コントラスト補正機能「オートライティングオプティマイザ」をRAW画像に対応 (EOS 50Dから継続)

人気など

大幅に軽量化されているため、持ちやすさは向上している。しかし性能に対して価格が高いことから批判殺到。

60Dは、7DとX4の中間に配置しようと計画されたものの、完成してみると50DとX4の中間になってしまった。従って価格は50DとX4の中間くらいが妥当だと思われたが、7Dと殆ど変わらない価格であった。

50Dとの差異等

かなりのスペックダウンが確認されている。

  • 連写速度が低下 (秒6.3コマ→秒5.3コマ)
  • 任意の連写速度設定機能も削除 (秒5.3コマと単写しか選択できない)
  • 記録メディアもスペックダウン (UDMA対応CF→SDXCメモリーカード)
  • メディア変更に伴い、連続撮影枚数が低下 (JPEG90枚→58枚、RAW+JPEGは10枚→7枚)
  • カスタム機能が大幅に制限 (25種→20種)
  • ボディ材質の変更 (マグネシウム→プラスチック)
  • リモコン端子がスペックダウン (従来のTC-80N3等は使えず、Kiss用と同じに)
  • バッテリーが変わった
  • キットレンズはさすがに変更された
  • シンクロ端子が無くなった
  • WFT-E3接続用の拡張システム端子(底面)が無くなった

不具合修正や新発売のレンズ対応などのため、ファームウェアは随時更新されている。

1.1.0
  • 内蔵ストロボの「ワイヤレス機能」を、バッテリーが抜けても初期化されないよう対応
  • 縦で撮影したとき、回転情報が正しく認識されないことがあるバグの修正
1.0.9
  • 「アートフィルター」を「クリエイティブフィルター」に名称変更
  • カスタム機能C.Fn II-1(長秒時露光のノイズ低減)有効時、露光時間5秒以上で撮影するとカメラが誤動作することがあるバグの修正
  • EOS Utilityで、カメラが誤動作することがあるバグの修正
1.0.8
  • 一部のレンズとの組み合わせでストロボを使用時、撮影画像が露出オーバーになるバグを修正。
1.0.7
(詳細不明)
1.0.6
(詳細不明)
1.0.5
(詳細不明)
1.0.4
(詳細不明)
1.0.3
(詳細不明)
1.0.2
(詳細不明)
1.0.1
(詳細不明)
1.0.0

最初期版と見られている。

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