ア | イ | ウ | エ | オ |
カ | キ | ク | ケ | コ |
サ | シ | ス | セ | ソ |
タ | チ | ツ | テ | ト |
ナ | ニ | ヌ | ネ | ノ |
ハ | ヒ | フ | ヘ | ホ |
マ | ミ | ム | メ | モ |
ヤ | ユ | ヨ | ||
ラ | リ | ル | レ | ロ |
ワ | ヰ | ヴ | ヱ | ヲ |
ン |
A | B | C | D | E |
F | G | H | I | J |
K | L | M | N | O |
P | Q | R | S | T |
U | V | W | X | Y |
Z | 数字 | 記号 |
ディジタル多目的ディスク。元々はDigital "Video" Discと呼ばれていたが、格納可能なものが映像だけではないため、後から "Versatile" と改名されている。
元々は米ハリウッドからの要求で、当時現行だったLDに代わりうる、CDと同じサイズで高画質かつ長時間の映像を記録できる次世代ディジタルLDとして開発が開始されたものだった。
1994(平成6)年にパイオニア等を含む東芝・松下陣営がSD規格、Philips・ソニー連合がMMCD規格をそれぞれ提唱した。
MMCDは従来のCDと同様に1.2mmの厚さの基板を利用し、SD規格は0.6mmの厚さの基板を二枚張り合わせて大容量化を図るというコンセプトがあった。つまり両者は全く互換性のない別物である。
両者の調整は大変難航したが、1995(平成7)年末になりSD方式の基板2枚貼り合わせと、MMCD方式の8/16変調を組み合わせる形で最終的な合意に達し、DVDコンソーシアムを設立してDVDの規格化が開始された。
DVDの規格はワーキンググループによって決められ、現在まで次の仕様が策定されている。
DVDコンソーシアムでない仕様に、次のものがある。
DVDは完全にソニー連合が折れる形で誕生したため、ソニーの当初の動きは非常に鈍く、1996(平成8)年頃にはDVD市場が実用に向けて動き出したにも関わらずソニーは目立った動きをしていなかった。
これに対しソニーは「自社の既存市場であるMD(MiniDisc)を保護する必要があるため」と回答していた。
なお、DVD市場はコピーガードの仕様(ハリウッドがディジタルコピーの完全な禁止を要求した)など様々な業界間の軋轢が発生し、ソフトやハード共に魅力的なものが揃わず、当初の目算が狂い普及に伸び悩むことになるが、2000(平成12)年3月4日にDVD-Video再生機能を持ったソニー製ゲーム機PlayStation2が登場したことで状況が大きく変化した。
音声は、24ビット96kHzで、Dolby Digital(AC-3)方式5.1チャンネルディジタルサラウンド(前方の左中右、後方の左右、低音効果)を採用し、劇場並の音質が可能となった。
数値上はCDの16ビット20kHzを上回るが、映像付きの音声は通常減衰圧縮されているため、CDのようなリニアな(減衰圧縮していない)PCMと比べ音質面等で絶対的に有利というわけではない。
一部に高ビットレートのリニア音声を記録したものもあるが、転送レートの関係もあり画像動作がスムーズでないなどの弊害が生じる。
DVD-RAMは将来的に各DVDプレイヤーで互換が取られることが約束されて登場したが、記録方式としてランドグループ方式を採用するためヘッド制御が難しく、初期のプレイヤーでは対応できない。
DVD-RWは従来のDVDプレイヤーとの互換は無いが、DVD-RAMに比べて記録方式が一般的な方式のため、互換プレイヤーの開発は容易である。
DVD+RWはDVD-ROMドライブでそのまま読める仕様だが実用化が遅れた。また当初よりDVD-RWとの再生互換も検討されていて、その後実現している。
凡例は、○:対応、×:未対応、△:将来的に対応を予定、?:不明、とする。
媒体 | ドライブ | ||||
---|---|---|---|---|---|
DVDプレイヤー | DVD-RAM | DVD-RW | DVD+RW | ||
従来品 | 新型 | ||||
DVD-R | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
DVD-RAM | × | ○ | ○ | ? | ? |
DVD-RW | × | ○ | ? | ○ | △ |
DVD+RW | ○ | ○ | × | △ | ○ |
コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます