読み書き可能なDVDの一つ。
日立製作所を中心に、東芝、パナソニック)、ソニー、Philips、パイオニア、三菱電機、日本ビクター、Thomson multimedia、Eastman Kodak、Hewlett-Packard社によるDVDフォーラムのDVD-RAMワーキンググループによって策定された、DVD+RWの対抗規格の一つである。
DVD-RAMのメディアは12cm/8cm問わず、PDと同様のキャディケースに収納されている。
DVD-RAM 2.6Gバイト
Ver 2.1までは片面メディアのみが取り出し可能だったが、これ以降は両面メディアであっても限り取り出して利用することができるようになった。
DVD-RAMタイプは次のとおりである。
記録はDVD-RWと同様に相変化記録方式である。
1998(平成10)年11月に決定したVer 1.9での容量は片面2.6Gバイト、両面5.2Gバイト。
DVD-RAM 5.2Gバイト
1999(平成11)年6月に決定したVer 2.0ではDVD-ROMと同じ片面4.7Gバイト、両面9.4Gバイトの容量を実現。
DVD-RAM 9.4Gバイト
Ver 2.1では、従来の12cmサイズのメディアに加え8cmサイズメディアが規定された。これはビデオカメラなどの用途を想定したもので、片面容量は1.46Gバイトとなっている。
使用するレーザーは650nm。レンズ開口数0.6。
フォーマットはウォブル・ランドグルーブ方式を採用した。これは通常のランドの他に、グルーブと呼ばれる溝部分にも情報を記録する方式である。大容量化に有利となる反面、ヘッド制御が難しく、初期のDVD-ROMドライブでは対応できずDVD-RAMの読み出しへの対応には第二世代以降のドライブが必要となっている。
誤り訂正符号はリードソロモン積方式。
記録方式はZCAVであり、Ver 1では24ゾーン、Ver 2.0では35ゾーンに区切られている。
DVD-RAMはランダムアクセスを想定し、それに向く仕様となっており、DVD-RWやDVD+RWと比べてパソコンとの親和性が高いという特徴がある。
2.6GバイトDVD-RAMのデータ転送速度は最大11.08Mbpsと遅かったが、Ver 2.0からは2倍速の22.16Mbpsとなり、地上波テレビ放送品質のMPEG-2動画(4〜9Mbps)なら同時2チャンネル録画も可能となった。HDTV品質のMPEG-2動画(15〜80Mbps)であっても、ビットレートを低くすれば(すなわち22.16Mbps以内)録画可能であり、このDVD-RAMを用いたビデオデッキも登場した。
凡例は、○:対応、×:未対応、△:将来的に対応を予定、?:不明、とする。
関連するメディアの総互換性表は、DVDの項目を参照のこと。
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