ア | イ | ウ | エ | オ |
カ | キ | ク | ケ | コ |
サ | シ | ス | セ | ソ |
タ | チ | ツ | テ | ト |
ナ | ニ | ヌ | ネ | ノ |
ハ | ヒ | フ | ヘ | ホ |
マ | ミ | ム | メ | モ |
ヤ | ユ | ヨ | ||
ラ | リ | ル | レ | ロ |
ワ | ヰ | ヴ | ヱ | ヲ |
ン |
A | B | C | D | E |
F | G | H | I | J |
K | L | M | N | O |
P | Q | R | S | T |
U | V | W | X | Y |
Z | 数字 | 記号 |
次世代PHSのこと。サービスブランド名WILLCOM CORE。
ワイアレス・ブロードバンドつまり高速な無線通信は、電話の回線とは比較にならない広帯域のネットワークが必要になる。
通常の電話は64Kbpsを用い、PHSではADPCMで符号化することで半分の32Kbpsで運用されている。しかし、データ通信ではこの速度は遅すぎて、実用にならない。
従って電話網と共通で整備するのは難しくなり、既存のPHS網とは別に新規に網を作ることになった。これが次世代PHS、XGPである。
XGPの基本仕様は、次の通りである。
XGPでは、端末に割り当てられるチャンネル数を、自由に変更することができる。
不連続でも良いが、連続したチャンネル(PRU)が割り当てられた場合は「PRU連結」が可能で、この場合ガードキャリアなどを省略することで、より高速化が可能となる。
高速なブロードバンドで、目標速度などはIEEE 802.11nのそれに近いが、全くの別物である。
IEEE 802.11n(Wi-Fi)やIEEE 802.16(WiMAX)、そしてPDC、GSMなどはFDMA(周波数分割多元接続方式)であり、同一周波数が隣接すると干渉し、マイクロセル化も難しい。
3G携帯電話のCDMA、つまりNTTドコモ・SBMの非同期CDMAであるW-CDMAや、auの同期CDMAであるCDMA2000も干渉があり、同様にマイクロセル化は難しい。
XGPはPHSの基地局を使うマイクロセル向けのシステムとして開発されたため、自律分散TDMAとして、干渉のない、マイクロセル化が容易な技術となっている。
XGPの帯域幅は10MHzと、3Gの5MHzの倍あるため、チャンネルあたりの速度は約倍となっている。
XGPは原理上、フェージングに弱い。
3Gは、選択性フェージング対策が施されているが、XGPの場合は伝送速度が落ちてしまうという弱点がある。
コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます