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2003(平成15)年4月に設立された業界団体WiMAX Forumにより策定された、IEEE 802.16準拠の無線通信規格。
WiMAX対応製品はWiMAX Forumによって相互運用性テスト等が行なわれ、準拠製品にはWiMAX Forum Certifiedというラベルが貼付される。
IEEE 802.16には、16の後にアルファベットや枝番が付いた作業部会が多数あるが、WiMAXが採用したのは、このうち無印のIEEE 802.16のうちの2004年版、つまり「IEEE 802.16-2004」である。
WiMAX Forumが推奨するのは、次の三方式である。
日本の事業者UQ WiMAXが採用しているのはEAP-TLSとEAP-TTLSの2方式である。
WiMAXには、2004(平成16)年末時点で200社以上が参加した。アステル東京を手がけていた鷹山(YOZAN)も2005(平成17)年3月に参加した。
鷹山は2005(平成17)年12月より4.9〜5GHzの周波数帯域を使用するWiMAXの商用サービスを開始した。
しかし通信機器類が開発途上でトラブルが多かったことや、そのような機器類を大量に発注するなどしたことから維持費が増加、収益が見込めなくなり一時凍結の後、最終的にWiMAX事業は2008(平成20)年6月30日で廃止されることとなった。
2010(平成22)年現在、日本国内で大々的にWiMAXでのラストワンマイル商用サービスを提供しているのは、UQ WiMAXのブランドで展開しているUQコミュニケーションズ株式会社である。
基地局は全国にあり、殆どの場所で利用できるようになっている。
通信速度は、下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsである。
UQの自社ブランドWiMAX端末の他に、NECなどから市販されているWiMAX端末も利用できる。
NECのAtermWM3400RNのように100BASE-TXに対応した機器を使えば、それまでADSLや光ファイバーを繋げていたLANをWiMAX化することも容易である。もちろん遅くはなるが、機動性(頻繁な引っ越しなどへの対応力)は高まるだろう。
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