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CEPT(欧州郵便電気通信主官庁会議)が、ISDNと相性の良い欧州統一携帯電話システム(the Pan-European cellular mobile radio system)を目指して1982(昭和57)年に "Group Special Mobile" という名で研究を開始し、1989(平成元)年にETSIに仕様が送られ規格化されたTDMA方式ディジタル携帯電話システム。世界初のディジタル携帯電話システムでもある。
この語は会社等により "Global System for Mobile Communications" や "Global System for Mobile Teleommunications" と書かれることもある。
1992(平成4)年にドイツでサービスが開始された。帯域幅は200kHz。現在はヨーロッパ全域のみならずアジア地域など100ヶ国以上で採用されている世界的な携帯電話システムとなっている。
こうして日本(PDCが主流)と韓国(CDMAが主流)を除く世界各国で利用されているが、周波数帯は3種類、900MHz/1800MHz/1900MHzがある。900MHzはヨーロッパ・アジア・中南米など、最も広域でサービスされている。1800MHzもこれらの国の一部で利用されており、特に都市部でサービスされている。1900MHzは北米でサービスされている。
因みにGSMの電波出力は2Wもあるため、平地では15km程度も電波が届く。広い国に合わせた仕様ともいえるが、このため電池の消耗も激しい。また電磁波過敏症やペースメーカー利用者が周囲にいる場合は扱いに気をつけねば危険であるとされている。
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