SN 1993J

読み:エスエン・いちきゅうきゅうさん・エイ
外語:SN 1993J 英語
品詞:固有名詞

1993(平成5)年に、北天の代表的な渦巻銀河M81(NGC 3031)に発見されたⅡb型超新星の一つ。

目次

基本情報

物理的情報

元の恒星

  • 恒星名: (該当資料なし)
  • 種類: 赤色巨星
  • 質量: (該当資料なし)
  • 半径: (該当資料なし)
  • 光度: (該当資料なし)
  • 表面温度: (該当資料なし)
  • 年齢: (該当資料なし)

観測

この超新星SN 1993Jは地球に近く(約1,100万光年)、また過去20年の間ではSN 1987Aに次いで2番目の光度を持つ超新星であった。

大量にヘリウムを放出したり、通常とは逆に明るさを増してゆくなど、それまでと異なる奇妙な超新星で研究者を困惑させた。

可視光線電波X線など、様々な方面からの観測が行なわれた結果、SN 1993Jは過去観測されたことの無い新種の超新星であることが確認された。この時、日本のX線天文衛星あすか(ASTRO-D)が大きな活躍をしている。

伴星

この超新星は観測から、単独の星が超新星爆発を起こしたとは考えにくく、爆発前の赤色巨星は伴星の周りを公転していたはずだと考えられた。

そして超新星爆発から約10年後、ハッブル宇宙望遠鏡とケック望遠鏡が超新星の位置に大質量星を発見、初めて理論的には予想されていた超新星の伴星の発見となった。

この結果は、2004(平成16)年1月8日のNatureで発表された。

関連するリンク
超新星SN1993J
用語の所属
超新星
Ⅱb型超新星
M81
関連する用語
あすか
SN 1987A

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club