シリウス

読み:シリウス
外語:Sirius 英語 , 天狼星 支那語(大陸・台湾) , Sirius/o エスペラント
品詞:固有名詞

おおいぬ座にある恒星の一つ。ギリシャ語で「焼き焦がすもの」の意。

目次

おおいぬ座α星(αCMa)、9番星(9 CMa)。

全天で21個ある1等星の一つで、中でも太陽を除けば全天で最も明るい恒星である。

これを著している時点で、太陽に8番目に近い恒星の星系(星数なら10番目と11番目)という、近距離恒星である。

基本情報

物理的情報

詳細情報

  • 伴星: 1個以上
  • 質量: (該当資料なし)
  • 半径: 約1.6 R
  • 光度: 26 L
  • 表面温度: 10,000K
  • 年齢: (該当資料なし)

主なカタログ番号

  • BD −16°1591
  • CNS Gl 244A
  • HD 48915
  • HIP 32349
  • LHS 219
  • YPC 1577.00

連星

シリウスは連星系である。

伴星B(シリウスB)の存在が1844(弘化元)年に予言されたが、主星が明るすぎるため伴星の観測が難しく、1862(文久2)年に初めて観測された。そして1915(大正4)年に伴星Bが白色矮星であると確認された。伴星Bは天文学史上初の白色矮星と考えられてきたが、実はそれ以前に「エリダヌス座40番星 B」が白色矮星として認識されていたとする説がある。

伴星Bは実視等級8.3等、絶対等級11.2等で、スペクトルDA型。公転周期は約50年である。

なお、伴星Cとして赤色矮星があるとする話が聞かれるが、これは天文学的には認識されていない。創作物語やオカルトの分野で語られる、現時点では架空の天体である。

星列

有名なオリオン座の斜め下に位置し、オリオン座α星ベテルギウスとこいぬ座α星プロキオンと共に冬の大三角を作る。

また、周囲の5星で弓のような半円形を作り、これはシリウス大円弧と呼ばれる。

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