東武鉄道の路線の一つ。
東武鉄道にとって、本線系と東上線系とを自社線で繋ぐことは長年の夢であり、両者を環状7号線沿いに結ぼうという構想で造られたのがこの路線である。
この構想は、伊勢崎線の西新井駅と東上線の上板橋駅を結ぶ計画で、それぞれの駅名から「西板線」の名で開業した。
しかし、用地買収もままならず、路線の建設を断念して予定区間の免許取消、線路建設用地として買収した土地も、住宅地として売却することになった。このため結局1駅間のローカル線「大師線」となっており、将来的にも延伸する可能性はほぼ無い。
現在は、西新井大師(真言宗五智山總持寺)参詣のための路線となっている。
大師前駅は、都内では珍しい無人駅である。
駅施設としては、改札口設備はあるが、人はおらず、また自動改札機も無い。また、切符の券売機もない。
切符は西新井駅の改札口前で販売されている。また、伊勢崎線から大師線に乗り換える場合、大師線 西新井駅の改札口で切符を回収され、またはPASMO/Suicaの料金が徴収される(大師前駅までの分を精算)。
従って、定期券を使う場合を除き、大半の乗客は西新井駅と大師前駅の間を有効な乗車券類を持たずに列車に乗車することになる。
ほぼ全区間が高架となっている。
トンネルはない。
峠はない。
ワンマンに対応した2両編成の車両を用いる。
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