大乗仏教における宗派の一つで、日本仏教の十三宗の一つ。
真言とは、仏の真の言葉である。
これを心と体で会得し、もって即身成仏を説く教えである。
空海は支那へ渡り密教を授かり、それを日本に伝えるため、唐から帰国した806(大同元)年に開宗した。本尊である大日如来とは宇宙、そして絶対の真理の象徴である。
曰く、身に智拳印を結び、口に真言を唱え、心に本尊(大日如来)を念ずれば、即身成仏できると説かれた。
なお、真言宗は出家が前提となっている宗派である。
真言宗の仏壇は、最上段の中央に本尊の大日如来を祀る。向かって右は弘法大師、左は不動明王である。
仏飯器・茶湯器は一つまたは三つで、本尊前に置く。一つの場合は本尊、三つの場合は本尊、先祖、無縁さんにお供えするものとされている。
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