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IT機器ではない「モノ」を、インターネットによって接続すること。および、そのような装置自体のこと。「IoT」とも。
パーソナルコンピューター、サーバーといったコンピューター類や、スマートフォンといったIT機器類は、いまやインターネットに繋がるのが当たり前となっている。
こういった従来型の装置に加えて、白物家電、自動検針を含む各種のセンサー類、医療機器、腕時計、あるいはICカードといった様々な「モノ」がインターネットに接続される時代が到来している。
モノをネットワークに繋ぐ、というのはそれなりに歴史がある。古くはユビキタス・コンピューティングとして、IT機器類でいつでもどこでもネットワークが利用できる環境作りが目標とされた。
それ自体は完全には実現されていないものの、実用水準にはなっている。その次の段階として、今度はIT機器ではない「モノ」をネットワークに繋ごういう動きが出てきた。これがモノのインターネット(IoT)である。
室内など一定の場所に常に設置してある家電(冷蔵庫や洗濯機、テレビなど)の場合は、有線LANで接続することも不可能ではない。しかし室内外にケーブルが散乱するのは見栄えが悪い上、水が掛かると故障の危険がある。また、腕時計などのように携帯するものをケーブルで繋ぐことは明らかに現実的ではない。そこで、IoTは無線でインターネットに接続する。
モノの接続先によって必要な距離が変わってくる。屋内で使われる装置で、家に置かれた無線LANルーターの電波が届く範囲で良い物から、自動検針装置や自動販売機などのように、基地局などに繋ぐ方が良いかまたは繋がないとならない装置まで多様である。手段は必要に応じて適したものが選ばれている。
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