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通常の電話回線(銅線)を利用して高速通信を実現させる、いわゆるxDSL技術の一つ。非対称ディジタル加入者回線。
ADSLは、電話回線では56k程度が限度、ISDNを使っても64kbps(電話代倍でよければ128kbps)が限度と、非常に遅い上に通信費も高かった時代に登場した。
当時既に光ファイバーはあったが、非常に高価であり、一般家庭で使えるような価格ではなかった。
ADSLも当初は高かったが、価格の低廉化に伴い一気に普及したため、電話回線の光ファイバー化を進めていたNTTが銅線を引き直さざるを得なくなる事態にも至った。
こうしてADSLによる高速通信回線での常時接続が一般化するが、やがて、有線では光ファイバーも低廉化が進み普及するようになり、更に無線でWiMAXやLTEなどが普及した現在、ADSLは完全に過去の存在となっている。
主なADSL関係の仕様。附則(Annex)は、代表的なもののみを記載。
日本における下り速度別の規格は次のとおりである。
一般的な利用では、ダウンロードすることは多々あっても、アップロードすることはそれほど多くない。
そこで、限られた帯域のうち、ダウンロードに多くを割り当て、アップロードを絞った。これが一般的なADSLの非対称である。
どちらを優先するかは自在で、アップロードの方を高速化することも技術的には可能だが、そのようなものが一般的に使われることはなかった。
公衆電話交換網は、高速通信用に作られたものではないので、高周波を流すには無理もある。
通常のアナログ電話は0〜4kHz、ISDNは0〜320kHzの範囲を使い、この程度まではISDN以外の用途でも安定して利用できる。これを超えた周波数は、距離に応じて信号減衰が激しくなる。
そこで、例えばITU-T G.992.1(G.dmt)の場合、アップリンク1Mbps(25kHz〜138kHz)、ダウンリンク8Mbps(138kHz〜1104kHz)とした。アップリンクは安定し、ダウンリンクは距離に応じて高速化可能なようになっている。
ADSLの周波数帯はアナログ電話と重ならないため、併用できる。一方、ISDNとは完全に重複するので、共存できない。
ADSLのダウンストリームは交換機からの距離により速度差がある。局舎から2km程度まではそこそこの速度が出るが、それを超えると急激に速度が落ちる。
また電話回線は数百から数千回線が束になるので、この中にISDNユーザーがいた場合も信号の漏洩があると干渉を起こし速度の低下を招く。
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