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ADSLの拡張規格で、高速・長距離への対応を目的とする規格。
米Awareなどが提唱した、ADSLの拡張規格の一つ。
2002(平成14)年7月に規格化された、ITU-T G.992.3(G.dmt.bis)とITU-T G.992.4(G.lite.bis)という二つの規格の総称である。
従来のITU-T G.992.1(G.dmt)およびITU-T G.992.2(G.lite)の改良版であり、様々な技術を導入して、長距離でも安定した通信が可能なようにした。
かつてはG.bis ADSL2やG.dmt bisなどと呼ばれ、ADSL2承認前からイー・アクセスの12Mbps ADSLサービス「ADSLプラス」で、ADSL2の技術の一部が採用されていた。
安定した通信が実現できれば、距離が伸びても速度の低下が減り、もって全体的な速度の底上げが見込まれる。
次のような技術でADSLの長距離化を実現した。
このほか、回線状態に応じて随時リンク速度の変更をおこなうなど、長距離化と安定性確保のための対策が講じられている。
ADSL2は、ADSLと同様に各国仕様が付則にまとめられている。
日本向けはAnnex Cとなるはずだが、日本向けについては規格化されていない。
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