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ソフトバンクグループのYahoo! Japanが提供するADSLサービス。
2001(平成13)年6月20日、ADSLのフルスペックITU-T G.992.1(G.dmt) Annex Aを採用し、ダウンリンク8Mbps、月額2,830円(基本料990円+ISPサービス1,290円+ADSLモデムレンタル費500円+スプリッターレンタル費50円)という、それまでの常識を根本から覆す低価格、衝撃的な発表をし、更にその翌日にソフトバンクによる東京めたりっく買収を発表し、業界を騒然とさせつつ誕生したADSLサービスである。
最終的に東京・大阪・名古屋めたりっくは全て買収され、Yahoo! BBの業務向けのサービスとして運用されることになった。しかしこれも2003(平成15)年6月30日をもって終了、Yahoo BB!サービスに一本化されている。
Yahoo! BBの起こした問題の数は数え切れず、網羅すればそれだけで何冊か本になってしまう。
ここでは、代表的なものをいくつか紹介する。
こうしてYahoo! BBはうまれ、申し込みが開始された。しかしいつになっても開通せず、加えて2001(平成13)年9月8日(土曜)になり、続々と規約無断変更が発覚、大問題となった。
中でも、9月6日以降の申し込みでは1年以内に契約解除又は解約した場合は1年分(33,960円)の利用料の残額を請求する、という一文の追加は悪質であり、大問題となった。
元々300万人以上加入しないと採算が合わない価格計算なので、この問題で契約者が減ったりすれば値上げ又はサービスの停止となるのは目に見えていた。明くる月曜になって各マスコミからの問い合わせが殺到、Yahoo!は慌てたのか「手違いがあって間違った文章が掲載されてしまった」と訂正した上で規約は早急に変更前の状態に戻すとした。更に、契約約款の変更に関しては「当面は予定していない。変更する際も十分な告知期間を設け、周知徹底する方針だ」としている。
そして2004(平成16)年2月、個人情報451万件以上という、前代未聞の大量流出事件を起こした。
守秘契約を交わした代理店と派遣社員から情報は流出したが、個人情報は、単なるサポート要員であっても参照可能、複数人で一つのIDを共用、などという呆れるほどに低レベルな管理体制であったことが発覚している。
しかも、BBフォンの通話記録まで漏洩している。
この件で、情報流出に対し僅か500円で済ませてしまった。以降、他社においても個人情報流出時賠償金の相場が500円になってしまった。
その後も数回の情報漏洩をおこしている。
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