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ストリーミングSIMD拡張命令。IntelのマイクロプロセッサーであるPentium Ⅲから搭載された命令群のこと。
Pentium Ⅲから搭載された、最初のSSEである。追加命令数は70で、開発中にはKNIやMMX2とも呼ばれていた。
AMD主導の拡張命令である3DNow! Professionalは、このSSEに対応している。
Pentium 4(WillametteコアとNorthwoodコア)から搭載された。追加命令数は144で、倍精度浮動小数点演算や整数演算などに対応した。
AMDでは、AMD64で標準命令として取り込まれている。
Pentium 4の第三世代プロセッサーコアPrescottから搭載された。
追加命令数は13に過ぎないが、複素数演算やメモリーアクセスなどの高速化が図られており、ビデオエンコーディングなどの処理能力が向上している。
SSE3に対する拡張で、追加命令数は16である。
特に、水平加算などが追加されたため、内積計算などが高速化された。
AMD独自の命令で、AMD K8Lから追加された。名前こそSSE4となっているが、IntelのSSE4とは全く無関係である。
AMDが追加を予定していたもの。後述するIntel AVXが後から発表されたため、SSE5はキャンセルされた。
MMX/SSEの後継となるSIMD拡張命令セットで、Sandy Bridgeから搭載された。
VEXプリフィックスを用いた、全く新しい命令フォーマットを使用することを特徴とする。これに伴い、従来のXMMレジスターが128ビット長だったものを、倍の256ビット長のYMMレジスターに拡張することができた。理論上、1スロットあたりの演算性能は倍となる。
Haswellから搭載された、拡張命令セット。
AVXまでは、機能の有無は、EAXレジスターに1を代入してCPUID命令を実行し、ECXレジスターまたはEDXレジスターに得られたフラグの該当ビットが1かどうかで確認できる。
AVX2以降は、EAXレジスターに7、ECXレジスターに0を代入してCPUID命令を実行し、EBXレジスターに得られたフラグの該当ビットが1かどうかで確認できる。
AMD独自の機能の有無は、EAXレジスターに0x80000001を代入してCPUID命令を実行し、ECXレジスターに得られたフラグの該当ビットが1かどうかで確認できる。
SSEでは計70命令が追加された。ニーモニックのルールは次の通りである。
また、movupsを除く殆どの命令で、メモリーとの128ビットの読み書きには16バイトのアラインメントが必要。さもないと一般保護例外。
SSEで追加された新命令は、次の通りである。
以下の命令がMMX用に追加された。MMX2とも呼ばれる(MMXと同様に、SSE2からはXMMレジスターに対しても可能)。
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