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ナス科トウガラシ属の不耐寒性多年草、およびこの果実より作られる香辛料。多年草だが、日本のような寒冷地では越冬できないので、日本では1年草として扱われる。原産地は中南米。「チリ」「レッドチリ」とも。
古い分類法での階層構造は次の通り。
広義にはトウガラシ属に属する植物すべてを唐辛子と呼ぶが、日本で広く栽培されている種は、Capsicum annumで種名として「トウガラシ」と呼ばれるものであるが、島嶼で栽培される島唐辛子は別種の「キダチトウガラシ」である。
トウガラシ属として広く栽培されている以下が、広義の唐辛子として扱われる。
唐辛子は細長い実を付け、中は空洞で、ここに中に数十個の種子を有する。
種子は蔕(ヘタ)に繋がる胎座と呼ばれる場所に付着しているが、唐辛子の中では、ここに最も辛味成分カプサイシンが多く、つまりここが一番辛い。
生存のため動物に食べられないようにするためと考えられる。
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