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光衛星間通信実験衛星(OICETS)「きらり」。
欧州宇宙機関(ESA)の通信技術試験衛星ARTEMIS(アルテミス)とレーザーを利用した衛星間光通信をする実験衛星である。
直方体の箱形の本体の側面に太陽電池パドル(PDL)が2枚付き、本体先端に光衛星間通信機器光学部(LUCE)が取り付けられている。
ARTEMISと「きらり」は互いに移動するため距離や位置は変動し、距離は最大で45,000kmになる。
この間でのレーザー光通信を実現するには、高出力のレーザー素子と、高利得の光アンテナを用い、高感度信号検出器で受信信号を解読する必要がある。
そしてレーザーは電波と違って真っ直ぐ直線に飛ぶので、正確に相手のアンテナを狙わねばならない。受ける側も多少の誤差を補足し、かつ追尾できるような技術が必要となる。
こういった技術開発がARTEMISおよび「きらり」の目的である。
当初予定の運用期間(約1年間)を大幅に上回る4年間以上の運用に成功した。
この間に世界で始めて双方向の光衛星間通信と、低軌道周回衛星と光地上局を結ぶ通信の実験に成功した。
2005(平成17)年12月から2006(平成18)年8月までの定常段階において、合計100回の光衛星間通信実験に成功(105回試行)し、光通信に必要な補足、追尾、指向技術などの実証を達成した。
また光地上局(東京都内のNICT、ドイツのDLR)との実験を実施、26回中16回成功し、うち晴天時の成功率は100%だった。通信品質も良好で、衛星・地上間の光通信も現実性があることを実証した。
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