人工衛星

読み:じんこうえいせい
外語:Artificial satellite 英語 , art/e/far/it/a satelit/o エスペラント
品詞:名詞

衛星のうち、人工的に作られたもの。観測や通信に使われる。

目次

人工衛星は、目的をもって地球上空の軌道を周回する人工天体をいい、目的もなく漂っているものはスペースデブリ(宇宙の「ごみ」)と呼ばれて区別されている。

地球以外の天体を周回するものは、機能上は人工衛星の範疇であっても、これらは宇宙探査機の範疇に含めるのが一般的である。

衛星が回る物理学

人工衛星は、常に落下し続けている。しかし、落下した先の高度が「なぜか」変わっていないため、地球を回りつづけるのである。

まず、大気圏外にまで聳える、高い山があると考える。その頂上から、水平に石を投げたとする。この時、速度が速ければ速いほど遠方まで飛ぶことになるが、ここでは8km/s(6.9km/cBeat)とする。これは第一宇宙速度といい、低軌道で実際に人工衛星が回っている時の速度である。

8km/s(6.9km/cBeat)で投げた石は、1秒後には約5km落下する。一方、地球も丸いので、平均して約5kmの坂道だと考えることができる。更に1秒後にも約5km落下するが、同様に約5kmの坂道だと考えることができる。

こうして、この石はいつになっても地表に届かず、遂に地球を一周して元の山の頂上へと戻って来てしまうのである。

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ロケット

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