希少金属
読み:きしょうきんぞく
外語:rare metal
量が少なく、希少性の高い金属のこと。レアメタル。
概要
なにをもって希少とするかの明確な基準はなく、もって希少金属(レアメタル)そのものにも明確な定義があるわけではない。
このうちの一部は、ハイテク機器を作る際によく使われる希土類(レアアース)である。
特徴
主な定義
化学者クリフォード・A・ハンペル(Clifford A. Hampel)によれば、次のいずれかに該当するとしている。
- 自然界における存在量、あるいは地球地殻中の賦存量が少ない
- 世界中に広く分布していたとしても、鉱床の純度が低いなどで、経済的に得られない場合
- 純粋な元素への転換が極めて困難な状態でしか得られない場合
- 元素の入手が可能であっても、他の素材と競合し、需要がない場合
このように、様々な理由により産業界において流通の少ない金属を、主として希少金属という。
一覧
科学技術庁資源調査会報告第100号「主要な希少元素の資源の有効利用に関する調査報告 : 先端科学技術の開発促進のために」は、元素の存在度1〜1,000ppmを希少元素、元素の存在度1ppm以下を超希少元素としている。
この条件に当てはまる金属元素は、次の通りである(原子番号順)。
- 超希少元素(元素の存在度1ppm以下)
- 希少元素(元素の存在度1〜1,000ppm)
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