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PC-8800シリーズの上位機種として開発されたコンピューターであり、CPUが8086でありながら、Z80互換だったPC-8800シリーズの雰囲気を残した設計がなされていた。
日本の本格的なパソコン黎明期より長きにわたり国内最高普及率を誇った銘機で、累計出荷台数が1,000万台を超えたベストセラーでもある。
Windowsが主流になると、グラフィックス機能も拡張され上位互換の「PC-9821シリーズ」となった。
60/66/80/88などとシリーズ化されたうち、98は2桁で表現できる最上位となる型番を付けられて世に送られた。
この「98」は「キュウハチ」または「キュッパチ」と読むとされる。
最初の機種は、1982(昭和57)年10月に発売されたPC-9801、いわゆる初代PC-9801である。
最後の機種は、1995(平成7)年7月に発売されたPC-9801BX4で、既に主流はPC-9821シリーズへとシフトしていた。
約13年続いた9801型番のシリーズだが、市販のソフトウェアは概ね「VM以降」と表記され、以降は共通して使用できるものが多かった。
理由は以下の通りである。
CPUはμPD8086(Intel 8086互換)で、デジタルRGBの8色表示に対応
3.5インチ2DDのFDDを搭載し、シリーズとして初めてV30を搭載した
5インチ2DDのFDDを搭載した (ドライブ未搭載モデルVF/0を除く)
アナログRGBの4096色中16色表示に対応し、GRCGが搭載された
5インチ2HD/2DDのFDDを搭載した (ドライブ未搭載モデルVM/0を除く)
3.5インチ2HD/2DDのFDDを搭載した
シリーズとして初のFDDは3.5インチだったのだが、これは一般化せず、VM以降で搭載された5インチが一般化した。
つまり、「5インチ2HD」「V30以降」「アナログRGBの4096色中16色表示しGRCGが搭載されている」という、最低限必要な3つが揃ったのがPC-9801VMであることから、「VM以降」という表示がおどることになったのである。
なお、3.5インチ2HD版も用意されたソフトウェアでは、「VM/UV以降」と表示されていた。
PC-9801シリーズの個性的な特徴として、漢字ROMを搭載している点がある。国産のパーソナルコンピューターの証明でもあった。
漢字表示可能なテクスト画面と、グラフィック画面とは別になっており、高速漢字表示やグラフィックとのインポーズも容易にこなせた。
また、テクスト画面は文字ごとに色(8色まで)が変えられ、また反転・点滅・罫線などの装飾機能を持っていた。MS-DOS時代にはこの機能が大活躍することになる。
初代PC-9801は、いわゆるBEEPにしか対応していない。後に、様々な音楽環境が整えられていった。
PSGから始まり、FM音源になり、PCMに対応した。中にはFM音源を省き、PCMのみ対応する、割り切りの製品もある。
後にMIDI楽器(いわゆるDTM音源)も大々的な普及を見せるが、JASRACが一攫千金を狙って業界解体に動いたため、敢えなく衰退した。
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