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PC/AT互換機用のPC DOSやMS-DOSに用意されていたFDISKコマンドによって行なわれる論理フォーマットのこと。及び、それによってされたフォーマットの形式こと。
FDISKフォーマットでは、ハードディスクドライブ一台(ボリューム)を1〜4個のパーティションに分割して管理することができる。
DOSの時代の名残として、このパーティションはセクター単位ではなく、シリンダー単位で区切って用いられる。
ドライブの先頭セクターはマスターブートレコード(MBR)として使われ、ここに最大4個までのパーティションの開始位置などが書かれるパーティションテーブルなどが置かれている。
FDISKでパーティションを区切ると、オペレーティングシステム(OS)は各パーティションごとを一つのドライブとして認識する。
そこで、FORMATコマンドによりドライブと関連付けられたパーティションをフォーマットし、用いることになる。
PC/AT互換機では、この形式がハードディスクの標準的な論理フォーマットである。
MS-DOSやMicrosoft Windows、またLinuxやFreeBSDといったOSを問わず、殆ど全てで使われている。
DOSのコマンドが不要になったWindows NT以降のWindowsでも、フォーマットの際に行なわれていることは全く同じであり、今もこのFDISKフォーマットである。
例えば、パーティションの追加や削除の作業はFDISKの作業そのものであり、パーティションのフォーマットはDOS時代ならFORMATコマンドに対応するものである。
しかし、FDISKで使われたマスターブートレコードでは2Tiバイトの壁が発生するため、従来とは異なるGUIDパーティションテーブルに、徐々に移行が始まっている。
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