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非常に熱狂的になれる対象や仕草などを見たときに湧き上がる感情のこと。
なお、「萌え」の反義語は「萎え」であり、否定表現は「萌えない」である。
かつて1990(平成2)年頃には、この意味で「燃え」「燃える」という表現がなされていた。
「萌える」という表現が初めて使われたのは諸説あるが、1991(平成3)年〜1993(平成5)年頃のこととされており、一説によるとX68000系の草の根BBSから広まったらしい。
1993(平成5)年〜1994(平成6)年頃にはネットニューズやメーリングリストでも広く使われるようになっていた。
元々は、まだインターネットなど普及していない時代の草の根BBSで、しかも自然発生的に生まれたと考えられる用語である。
それは男社会であるので、当初「萌え」が表現したものは、可愛い女の子の素敵な仕草を見て湧き上がる感情、であったと考えられる。
しかし時代の変遷を経て、「萌え」という語も広く普及するにつれ、誤用なども含めて様々な意味で使われるようになったと考えられる。
従って、現在に至っては、萌えという語自体に明確な定義を与えるのは困難である。
現在、日本では、個人では当然として、役所や企業でも萌え系のキャラを採用するところが増えている。
親しみやすさなどによる宣伝効果やブランド戦略などが狙われているものと思われる。
なお、元から萌えを狙ったものだけでなく、お堅い役所でありながら担当者の趣味等で「たまたま」まんがチックな絵になったようなもの(人間の姿をした、いわゆる「ゆるキャラ」)も、広い意味での萌え系に分類される。
おたく文化は今も昔も対抗文化(カウンターカルチャー)である。マスコミなどがこぞって「萌え」という語を使うようになると、おたく文化圏ではむしろ「萌え」という語は衰退していった。今後は、代わりにマスメディアはまず使わないような用語へと潜っていくのだろうと予想される。
実際、おたく文化圏では、時代が下るほどに「萌える」→「ブヒる」→「シコれる」のように、徐々に動物的劣情が露わな、下劣な表現へと変遷していった。
ところが2014(平成26)年〜2015(平成27)年頃、このような劣情や煩悩を断ち切る「尊い」という表現がうまれ、おたくの愛情表現も遂にインド哲学の境地にへと到達するに至ったのである(おそらく)。
一方で2015(平成27)年頃より逆に幼児退行する「バブみ」「オギャる」といった語も登場し、愛情表現も遂に群雄割拠の時代となった。
以下、オリジナルキャラを使ったもので、確認された主なもの(もちろん全てではない。順不同)。
アキバ系の店舗は(多すぎる上に元々狙っているため新鮮味が無いので)略す。
食品でも萌え系イラストを載せたものが増えてきたが、中でも米がよく萌えている。
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