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首都高速道路のうち、高速湾岸線 と高速3号渋谷線 を結ぶ高速中央環状線 の一部で、高速中央環状線の南側部分の計画名。ほぼ全線が地下となっている。
首都高速道路の料金区間であり、距離によって料金が変動する。
2007(平成19)年6月21日、東京都は中央環状品川線シールドトンネル工事について、大成建設・東急建設・大豊建設・錢高組・みらい建設工業JVとの仮契約を解除する旨、発表した。
これは、防衛施設庁発注工事の談合事件で公正取引委員会が排除命令を出したゼネコン56社の中にこのJVの構成企業が含まれていた事によるもので、契約解除要件の社会的信用失墜に相当すると判断されたものである。
このJVは2007(平成19)年4月26日の開札で、予定価格673億7750万円のところに411億円を提示していた。低入札価格調査の対象となり落札は保留されたが、5月17日付で落札者に正式決定、都はJVと仮契約を結んでいた。
東京都は再公告し入札をやり直すことになった。
このトンネルは内回り用で、トンネル外径12.5m、延長約7967mとされている。
2010(平成22)年3月5日、中央環状品川線のトンネル掘削のシールドマシンが公開され、採掘を開始した。
このシールドマシンは、大井JCTから大井北換気所までの730mで、速度は1日10m。換気所でUターンし、1年後に地上に戻って来ることで往復のトンネルを掘ることになる。
通常、シールドマシンで掘削する場合は縦穴(発進立坑)を掘ってその中でマシンを組み立てて発進する。今回は新技術により、地上から直接シールドマシンを発進させた。
これにより工期が1年程度短縮でき、事業費も当初予定の200億円から130億円に抑えることができるとする。
談合事件で工事開始は遅延したが、2013(平成25)年度末完成の予定を変えることなく建設が進められていた。
シールドトンネルの掘削は完了し、予定通り工事完了次第開通の運びであったが、出入口工事や換気所工事において出水が発生した。
この対策に時間を要したことから、中央環状品川線の開通は1年延期され、2014(平成26)年度末に延期されることとなった。
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