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株式会社松屋フーズが全国展開する飲食店チェーン。大手の牛丼屋。
「牛めし」「定食」「カレー」を「三本柱」として提供する
松屋を利用する前に知っておくべき、基礎知識は次の通りである。
食券を購入してから席に着く。
現金に手を触れる必要がなく、衛生的であるとしている
食券を発行する機械は普通の領収書は出さないが、店員に言えば別途発行してくれる。
不景気のご時世、レジ方式のすき家や吉野家は頻繁に強盗に狙われているが、頑強な食券発行機は強盗程度に屈することはない。
地域ごとに、Suica、PASMO、ICOCA、SUGOCA、Kitacaなどに対応していたようだが、交通系ICカード全国相互利用開始以降は対応カードは全て使えるようになった。
関西でもSuicaが使える(但しSuicaポイントは付かない)一方、PiTaPaに対応していないのは残念なことである。
「牛丼」ではなく「牛めし」である。
「豚丼」ではなく「豚めし」である。
だが、カレーライスはカレーライスである。カレーめしではない。
店内でご飯ものを食べる場合は、「みそ汁」が付く。
丼、定食は当然だが、カレーライスにまで「みそ汁」が付くのが特徴。とにかく意地でも付ける。
いわゆる「テイクアウト」。
お持ち帰り時は「みそ汁」が付かない。必要な場合は、別途みそ汁代として60円(税8%、5%時代は50円)なので注意。
なお、2011(平成23)年10月31日から豚汁が味噌汁の扱いになる価格変更があったため、豚汁セットの持ち帰りは追加費用が不要となった。
丼メニューの場合、ご飯の上に直接盛る「
味が一定していないのも特徴。肉質が時によって違ったり、味も煮詰まってたり薄かったり様々。
松屋の味がする時もあれば、極端に不味い日もある。常に不味い店もある。
茶色の米袋に「松屋米」と書かれた米が使われている。「無洗米」と明記されている米袋もあれば、「精米」と明記されたものもある。店によって使い分けているのかは定かではない。
2kgごとに半透明の袋に小分けして入れられており、必要な分だけ開封して使うようだ。衛生的な上に計量の手間も省けている模様。
かつて、支那産米などを使った頃もあり、あまりの不味さに客足が遠のいた頃もあったが、現在は国産米とオーストラリア産米が使われている。地域ごとに、その地域のおいしい米を使った店舗もある
さらに便利に松屋を使うための雑学。
何かにつけて「サービス券」。
JAFMate(JAFの会報)添付のJAF PLUSに頻繁に付いていた頃があったほか、店の前でサービス券を配って客引きする凄い松屋もあった。松屋が配るサービス券は一枚に3回分付いているので、あと2回は来てくれることが期待されているのだろう。
生野菜(100円、内税8%)など高いものが無料になったりするので、お得感高し。
丼は「牛めし」が定番。かつて、豚肉は「豚めし」、鶏肉は「五目鶏めし」などがあったが、販売終了となった。
「豚めし」はBSE騒動の頃に導入された。マイルドな味わいが愛され、デフレが続く牛めしと違い価格は安定していたが好評で大手牛丼屋の中では最後までメニューに残されたが、2012(平成24)年1月9日をもって惜しまれつつ販売は終了となった。
丼のほかに、各種惣菜が付くのがセット。一番人気は「野菜セット」(+150円、内税8%)。他に「お新香セット」(+130円、内税8%)と「豚汁セット」(+230円、内税8%)がある。
野菜セットには「卵」(60円、内税8%)と「生野菜」(100円、内税8%)が、お新香セットには「卵」「お新香」(80円、内税8%)が付き、単品で買うよりも10円安い。
豚汁セットには「卵」と「豚汁」が付く。豚汁変更は定価180円(内税8%)。豚汁の場合は味噌汁は付かない。なぜならこれは、その出てくるはずの味噌汁に具を入れてレンジでチンしたものだからである(なので、メニューの名前は豚汁「変更」)。
丼のセットの卵は、無料で「半熟卵」に変更可能。
基本的には店員は聞いてこないので注文時に言うのがルール。東京や京都ではこの一般ルールだが、大阪では聞いてくる店が多いようだ。うっとうしい。
かつては生卵50円に対して半熟卵60円だったが、2011(平成23)年10月31日から、どちらも50円に統一された後、消費税増税に伴って2014(平成26)年4月1日から60円となった。
100円(8%でも価格据え置き)。3桁円は、松屋の商品としてはお高い部類になるが、量も多くいろいろな野菜が入っていることを考えると安いと言える。しかし、頻繁に無料券が配られている。
そんな時は、丼と卵を単品で購入し生野菜を無料で頼めば、セットと同じ内容ながら、かなり安くなる。
ドレッシングは、「フレンチドレッシング」「黒酢ドレッシング」「ごまドレッシング」があり、掛け放題。フレンチとごまが人気らしい。ただ、ごまドレッシングなどは原価が高いらしく、不定期に消滅したりする。なお、マヨネーズは無いので念のため。店員にマヨネーズないんですかと聞いていたマヨラーと思われる女の子たちに遭遇したことがある。
美味いと評判の、松屋の豚汁である。豚汁変更は単品180円(内税8%)。丼メニューなどと共に注文する、卵付きの「豚汁セット」は追加230円(内税8%)である。
具が多く、熱々で、出て来るときの器の大きさもかなり豪快であり満足度高し。
その作り方は極めて斬新で、あらかじめタッパーに具だけ入れて冷蔵庫で冷やされており、ここにみそ汁を注いでレンジでチンする。これを器に移して完成となる。とても真似しようとは思えない調理法である。これを、客に隠そうともせず堂々と作るあたりが、いかにも松屋である。
なお、冬季限定の「豆腐キムチチゲ」なども同様の作り方をする。
松屋の三本柱のうち一つが「定食」だが、焼肉以外にも、マイナーだがハンバーグ定食がある。
それぞれ時期限定で提供されるが、次のようなものが存在する。
このうち、他の店にはなさそうなメニューが「うまトマハンバーグ定食」である。ジューシーなハンバーグの味わいを、トマトソースの爽やかな酸味と旨みで引き立てる逸品。
みそ汁は単品だと60円(内税8%)だが、ご飯メニューには全て標準添付されるので、単品で頼むことは滅多に無い。従って60円相当と表現するのが適当だろう。弁当の場合は容器代が掛かるためか味噌汁が付かないので、必要なら「60円」で注文することになる。
最近はボタンを押すだけで一杯分の味噌汁が出てくる、全自動味噌汁注ぎ機が導入された。松屋の命、味噌汁は進化しているのである。
そんな松屋の味噌汁はかつて、とてつもない風味が評判であった。なぜなら昔、松屋は、みそ汁の作り方自体が斬新極まっていたからである。
以前は、お湯が出る蛇口から大きな計量カップにお湯を張る→袋詰めにされた出汁入り味噌を溶かす→湯煎する。これが、30分から、客が少ない場合は数時間後、客に出されることになっていた。これにて、松屋自慢の、全商品に付くおいしいみそ汁が出来上がる。素人でなくてもお薦めできない調理法である。それでも、吉野家のあからさまにインスタントなみそ汁よりは億兆倍マシな味になっていたのが凄い。
松屋にとっては中華料理のスープのようなものらしく、このみそ汁が、様々な料理に応用されるのである。
牛めし(並)の価格推移(期間限定を除く)は次の通り(2000(平成12)年以降)。
なお、みそ汁(60円相当)が必ず付いてくるので、他店との価格比較では、その点も考慮する必要がある。
ちなみに、関西地域の2府4県(大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県)ではいつの頃からかずっと「250円」で変化が無かったため、定価が320円とか280円とか言われても「えっ?」とかいう世界であったが、これもいつの間にか280円となり国内標準価格と一致するようになっていた。増税後は関西でも290円である。
一人で二品頼んでも、料金の中に、牛めしに味噌汁一杯、カレーに味噌汁一杯が含まれている。従って、
味噌汁は二つ付く
豆知識な!
頑張って飲めよ!
ちなみに半熟で頼むと、店員が割って器に入れてくれる。半熟卵は中身が跳ね、服などが汚れるからである。割らずに出すのは、完全に間違えているのである。
吉野家が値引きとなると、同じ時期に対抗で松屋も値引きする。まさに美様式。
日本中にある松屋だが、こういった値引きの時には大抵この一文が踊る。
※大井競馬場店は除く
大井競馬場店はショバ代が掛かるため高いというのもあるが、契約の関係で、勝手にメニューや価格を変えることができないことも理由である。かつてBSE騒動で吉野家が牛丼を販売中止していた時期も、公営ギャンブルの会場では国産牛肉を使って販売を継続していた。
ちなみに、2011(平成23)年5月16日から3週間、週替わりでの値引きフェアで、3週目の「第3弾 キムカル丼」フェアにはこうあった。
※池袋東通り店、大井競馬場店は除く
池袋東通り店に何が発生しているのか気になる。
最近は、対象店舗「一部店舗を除く全国の松屋」などとしか書かれなくなりつつあるようだ。あえてネタに走るほうが面白いと思うのだが。
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