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インドで作られた、様々な香辛料を配合して作られる香辛料。および、この香辛料を用いて作られた料理。カリー。
インドでは、香辛料を粉状に混ぜ合わせたものを使うが、これはヒンディー語でマサーラー(मसाला、masālā)という。更に、このマサーラーにも様々なものがある。
このマサーラーを参考に作られイギリスで発展した香辛料が、カレー粉である。
カレー粉に小麦粉とスープをまぜ、サラダ油など食用油脂で炒めて水分を飛ばし固めたもの。
日本で一般的なカレーライスに掛けるとろみのあるカレーは、このカレールウ(カレールー)で作られる。
日本のタレントであり、デブタレの先駆けともされるウガンダ・トラは生前、「カレーライスは飲み物」と主張し、カレーライスを飲むかのようにスピーディーに食し、一世を風靡した。
一般人は「カレーライス」はさすがに飲めないので「カレーは飲み物」と解釈し、これが広く広まることになったが、ウガンダ・トラはスープカレーのようなものを飲み物と言ったわけでは無い。普通のカレーライスが、彼にとっては飲み物だったのである。
インド料理やネパール料理には、様々なカレー料理が存在する。
様々な香辛料で肉や野菜などを煮て作る煮込み料理が多い。これをおかずとし、北インドではチャパティーやナーンなどのパン、南インドでは米を主食としている。
香辛料は南北で差があり、北インドやネパールで一般的なものは、クローブ・ナツメグ・シナモン・クミン・カルダモン・コリアンダー(パクチー)などを配合して作る、ガラムマサーラーである。
南インドでは、カラシナ(芥子菜)の種子(マスタードシード)や大葉月橘の葉(いわゆるカレーリーフ)などが使われる。
インド・ネパール料理では様々な香辛料が用いられる。外国人には全部同じものにしか見えないが、インドにおいてはそれぞれ別の料理として、別の名が付けられている。
ベトナム料理のカレーは、カレー粉に香辛料やハーブを混ぜ、タイカレーのようにココナッツミルクを混ぜて煮込み、ナンプラー(魚醬)で風味を付けて作られる。
米飯に掛けるほか、麺に掛けたり、フランスパンを浸けて食べたりする。
ビルマ料理(ミャンマー料理)の煮込み料理などおかず全般をヒン(ဟင်း、hin)というが、これが便宜上、海外ではミャンマーカレーなどと呼ばれている。
インドほど香辛料を用いないため、それほど辛くないのが特徴である。
インドネシアには数百の民族と方言があり、それぞれの民族料理がある。しかしインドネシア料理にカレーは存在しない。
ジャワカレーで有名なジャワはインドネシアのジャワ島であるが、ジャワ島にジャワカレーというインドネシア料理は存在しない。
牛肉を香辛料やココナッツミルクで煮込んだ「ルンダン」(rendang)や、ヤギのスープ「グレ・カンビン」(Gulai kambing)などが、いわゆるカレー料理と解されている。
インドネシアのrendangをレンダンと呼び、食べられている。
また、南インドに起源を持つインド系マレーシア人により、インドと同様のカレー料理が作られ、食べられている。
カレーリーフを使うことは南インド的であり、ココナッツミルクを使うのは地域的なものだろうが、タイカレーに近い。
マレーシアの南端にあるのがシンガポールである。
ここも、南インドに起源を持つインド系シンガポール人によりカレー料理が作られ、食べられている。
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