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悠仁親王殿下。秋篠宮文仁親王殿下・紀子親王妃殿下の第三子で、第一男子(長男)。
現在、皇位継承順位は第二位である。
皇室では、親王の父神、秋篠宮文仁親王殿下以来約41年ぶりの男子で、親王誕生でようやく皇統が守られることになったのである。
親王は、生まれた時から政治の荒波に飲み込まれたのである。
皇太子殿下にはお子様が一柱しかおらず、しかも内親王であった。
この時期、日本の政界では、皇室典範を改変し女系天皇も認めようなどという、天皇の歴史を破壊する話まで本格化していた。
男女平等、ジェンダーフリーであるからして、皇太子殿下の次は愛子内親王殿下を天皇に、そして愛子殿下のお子様の長子を男女問わず天皇に、などという話が出て来た。
このままでは、GHQにすらできなかった皇統の破壊が行なわれてしまう危険性がでてきた。
しかし皇族は、自らの家系に関してさえ、政治発言になるとして反論を禁じられていた。
そこで秋篠宮殿下は、男子をお作りになる決心をされた。天皇陛下もそれをお許しになった。皇族が秘密裏に協力し合い、動き出した。
2006(平成18)年新年の歌会始はお題「笑み」であったが、二柱は次のようなお歌を詠まれている。
この時点で、既に妃殿下は懐妊されていた思われる。
こうして、国会で喧々囂々している中に、秋篠宮妃紀子殿下御懐妊の報が入るに至り何とか皇室典範の改変を食い止め、やがて親王誕生によって議論を白紙に戻すことができた。
命名は秋篠宮殿下により、曰く「殿下がゆったりとした気持ちで長く久しく生を歩んで行くことを願った」とされている。
しかしこれは政治発言のできない皇族による当たり障りのない発言であり、真意が別にあるのは自明だった。
悠仁の悠は悠久の悠である。
では何を「悠久たれ」と思い名付けたのかも、また自明だった。このタイミングで生まれた男子に「悠」の字を使うということは即ち、「万世一系・男系継承の皇統が悠久たれ」という願いがある以外にありえないからである。
この命名は、皇族は女系天皇に反対しているというご意思と判断するのが常識的解釈であろう。
時に「秋篠宮悠仁」と書かれることがあるが、誤りである。
秋篠宮は宮家の当主である秋篠宮文仁親王のみが号するもので、いわゆる姓とは異なるものだからである。
そして悠仁親王殿下は宮家を継ぐ立場にあり、父である文仁親王殿下から宮家が相続されるのを待っている状態、と言うことができる。
悠仁親王殿下は、信号機に強い興味を持っておられる。
2015(平成27)年、宮内庁の文化祭に殿下は「車両用電球信号灯の模型」を出品された。高さ3メートルあまりの力作で、徹底した本物志向。矢印の形状も昭和40年代の古めかしい貴重なタイプで、資料や文献をもとに精巧に再現したものと思われるが、小学生の作品とは思えないレベルの高さに信号機メーカー業界からも注目が集まったという。
悠仁親王殿下が信号機に興味を持つようになったのは幼稚園時代、信号機が電球からLEDに変わると聞いたことが切っ掛けであるという。以降、その種類や形のほか、青→黄→赤と色が変わる時間にも注目をしたという。
また信号灯には「赤坂表町」という地名が記載されている。これは現在は実在しない地名だが、宮内庁によると、秋篠宮邸の場所に存在した旧秩父宮邸(表町御殿)は当時の「赤坂表町」に面し、その場所でこの信号機の模型を作られたため、標識にこの地名が入った、としている。
悠仁親王殿下、齢わずか9にして古の日本、失われゆく昭和40年代の哀愁に思いを馳せておられるのかもしれない。
翌2016(平成28)年も、宮内庁の文化祭に殿下は信号機を出品した。この年は、粘土と針金で作成したミニチュア模型で、同時に日本家屋のミニチュア模型も出品した。宮内庁によると、悠仁親王殿下は、日本の昔の暮らしに関心を持たれているといい、家族や宮内庁職員の協力でこれらを作成したという。
ちなみに、この年の信号機の標識は「表町二丁目」とのことである。表町二丁目は現存しないが1911(明治44)年〜1966(昭和41)年まで旧赤坂区と港区に実在した町名で、現在の元赤坂1町名から赤坂4丁目付近に相当し、やはり秋篠宮邸の近所の地名となる。
臣民のファンも多く、ネット界隈でも広く愛されている。
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