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血液型は、感染を防ぐ生体防御から発達したものと考えられており、実際に個体ごとに少しずつ異なっている。
血液型は血球等の違いにより様々に分類されるが、一般に血液型といえば赤血球の抗原性の違いをいう。
赤血球の表面上の抗原性の違いにより、ABO式血液型として分類される。
白血球や血小板上にも主要組織適合抗原と呼ばれる抗原性の違いが存在することが知られており、骨髄移植などの臓器移植の際には重要となる。
血液型の種類は、代表的なもので20種、発見されているものだけでも200種以上(400種余りの抗原)が存在すると言われる。
よく知られるものだけでも、以下のようなものがある。
旧世界猿ではA型・B型・AB型が発見されているが、O型は見つかっていない。
新世界猿になると、徐々にO型が現われ始める。
類人猿ではA型、B型、AB型、O型全てがあるが、前述のように種により偏りが見られる。
犬にはABO式血液型が存在しない。従って別の方法によって分類することになる。
現在はDEA(Dog Erythrocyte Antigen、犬赤血球抗原)分類と呼ばれるものが国際標準として使われ、DEAでは13の血液型(1.1、1.2、3〜13)に分類される。うち、一般には1.1〜8あたりまでが使われるようである。
ここでいうDEA型とは抗原の種類であり、一頭の犬は複数の抗原を持つ。
DEAは分かりにくいため、日本では抗原ではなく、どの抗体を持つかによって血液型に分類している。
この研究は日本ではシゲタ動物薬品工業(株)が先んじており、4種類の抗体(抗1.1抗体(d-1)、抗1.1,2抗体(d-2)、抗d-A抗体、抗d-B抗体)の反応によって9種類に分類している。なお、ここでいうA、Bというのは便宜上の表現であり、人間等のA型・B型とは全く関係がない。
型は二種類(1種とD種)からなり、日本ではこれを併記する。DはDogのDと思われる。
1種の型は、d-1とd-2に反応すれば1·1、d-2のみに反応すれば1·2、双方に反応しなければ1(−)である。それぞれで、概ね1/3ずついるらしい。
D種の型は、d-Aのみに反応すればAまたはD1、d-Bのみに反応すればBまたはD2、双方に反応すればABまたはD1D2である。
血液型 | 抗体調査 | DEAシステム | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シゲタ式 | 日本式 | d-1 | d-2 | d-A | d-B | 1.1 | 1.2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
1·1A | 1·1D1 | + | + | + | − | + | − | + | − | + | − |
1·1B | 1·1D2 | + | + | − | + | + | − | − | + | − | + |
1·1AB | 1·1D1D2 | + | + | + | + | + | − | + | + | + | + |
1·2A | 1·2D1 | − | + | + | − | − | + | + | − | + | − |
1·2B | 1·2D2 | − | + | − | + | − | + | − | + | − | + |
1·2AB | 1·2D1D2 | − | + | + | + | − | + | + | + | + | + |
1(−)A | 1(−)D1 | − | − | + | − | − | − | + | − | + | − |
1(−)B | 1(−)D2 | − | − | − | + | − | − | − | + | − | + |
1(−)AB | 1(−)D1D2 | − | − | + | + | − | − | + | + | + | + |
猫でも色々な血液型が考えられているが、ABO式血液型と同様に糖鎖で分類した場合、A型・B型・AB型に分けられる。
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