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天皇の位を継承する順位のこと。現在の天皇がお隠れになった後に天皇になる方が皇位継承順位1位であり、この方を皇太子殿下と呼ぶ。
順位については日本国憲法第2条で
皇位は、世襲のものであって、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。
とされ、世襲であることを規定している。そして戦後の現行皇室典範(昭和22年法律第3号)1条では
皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。
とし、皇統の男子が継承することを定めている。
そして、皇室典範 第二条で具体的な順位を定めており、これによれば次の順序により、皇族に、皇位を継承する。
もし前述の皇族がないときは、皇位はそれ以上で、最近親の系統の皇族に、これを伝える。そしていずれにおいても、長系を先にし、同等内では、長を先にする。
現在は皇位継承順位についての議論があることから、まず現在の皇室典範による方法を紹介し、次いで色々な案がある中から「女性天皇容認(男系維持)」の場合と、「女系天皇容認(男子優先)」の場合とを紹介する。
以下は、2016(平成28)年10月の三笠宮崇仁親王殿下薨去時点での皇位継承順位である。
戦後、GHQにより臣籍降下(皇籍離脱)させられた十一宮家に、皇室にお戻りいただくこと(皇籍復帰)が検討されている。実際に、何名かが復帰について前向きな考えを示しているとされる。
30代程度までの旧皇族が皇籍復帰されれば、前述の皇位継承順位に大きな変化をもたらすと考えられるため、期待される。
旧皇族と言っても、決して今上陛下や昭和天皇から見て遠い親戚なわけではない。現在、最も有力な旧皇族は、昭和天皇の外孫と外曾孫たちである。
昭和天皇には7柱の子がおり、うち5柱が女子である。その第一女子である成子内親王は皇族に嫁いでいる。成子内親王の子たちは、彼ら自身が父系(男系)であって崇光天皇(北朝第3代)や後伏見天皇(第93代)に辿り付くことから、皇位継承にも支障がない。
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