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NECが、JIS C 6226-1978に対する拡張として定義した文字集合(CCS)の一つの俗称。
NECは古くから日本語環境を電子計算機で提供していた。
当時はJIS C 6226-1978であったが、必要な文字が不足したため、JIS C 6226の空き領域に、独自に文字を追加した。
メインフレームのACOSなどで採用されたものが、パーソナルコンピューターのPC-9800シリーズでも採用され、これが今でもMicrosoft Windowsで利用されている。
JIS C 6226で未定義の区に文字を大量に追加している。
PC-9801の場合、記号類や罫線類、中には半角2バイト文字など特殊なものも存在した。
これらのうち、Microsoft Windowsでもそのまま採用され、やがてJIS X 0213でもそのまま採用された13区の拡張文字を「NEC特殊文字」と呼んでいる。
この文字集合は、次の符号や文字集合で採用されている。
当時、世界のパーソナルコンピューターの三大潮流は、PC/AT互換機、PC-9801と互換機、Macintoshであった。
Mac OS(MacintoshのOS)は、Mac OS独自として、NECとは異なる配列で拡張文字を搭載していたが、相互で互換性が無かった。
日本でパソコン通信などが流行した時代、主として98系とMacintoshが日本国内で使われていたが、相互で文字の交換が出来ず、「機種依存文字」であるとして嫌われるようになった。
Windowsやインターネットが一般化した現在も、使われている文字集合自体は当時と殆ど変わらないため同様の問題が生じてはいるが、NEC特殊文字はJIS X 0213として公式な規格になったため、Mac OSだけが特殊な環境ということになってしまった。
この文字集合は、次の文字が含まれている。
+0 | +1 | +2 | +3 | +4 | +5 | +6 | +7 | +8 | +9 | +A | +B | +C | +D | +E | +F | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8740 | ① | ② | ③ | ④ | ⑤ | ⑥ | ⑦ | ⑧ | ⑨ | ⑩ | ⑪ | ⑫ | ⑬ | ⑭ | ⑮ | ⑯ |
8750 | ⑰ | ⑱ | ⑲ | ⑳ | Ⅰ | Ⅱ | Ⅲ | Ⅳ | Ⅴ | Ⅵ | Ⅶ | Ⅷ | Ⅸ | Ⅹ | ㍉ | |
8760 | ㌔ | ㌢ | ㍍ | ㌘ | ㌧ | ㌃ | ㌶ | ㍑ | ㍗ | ㌍ | ㌦ | ㌣ | ㌫ | ㍊ | ㌻ | ㎜ |
8770 | ㎝ | ㎞ | ㎎ | ㎏ | ㏄ | ㎡ | ㍻ | |||||||||
8780 | 〝 | 〟 | № | ㏍ | ℡ | ㊤ | ㊥ | ㊦ | ㊧ | ㊨ | ㈱ | ㈲ | ㈹ | ㍾ | ㍽ | ㍼ |
8790 | ≒ | ≡ | ∫ | ∮ | ∑ | √ | ⊥ | ∠ | ∟ | ⊿ | ∵ | ∩ | ∪ |
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