Microsoft Windows 98 Second Edition

読み:マイクロソフト・ウィンドウズ・きゅうじゅうはち・セカンドエディション
外語:Microsoft Windows 98 Second Edition 英語
品詞:商品名

Windows 98にバグ修正や機能追加を施したバージョン。略して「Windows 98 SE」と呼ばれる。

目次

バージョン

プレインストール版のバージョンは、「Windows 98 ver 4.10.2222 A」である。

発売日等

日本語パッケージ版は1999(平成11)年9月10日に発売された。

16ビットベースのMicrosoft Windowsの最終バージョンとされ、Windows 2000ベースのコンシューマー向けオペレーティングシステム(OS)が発売されるまでの繋ぎとされていた。しかし実際にはWindows 2000のコンシューマー向けは出ず、さらに後継のWindows Meが繋ぎとして発売されることになった。

いずれにしても16ビットコードを大量に残した不安定なOSであることに変わりは無い。

要求仕様

最低限のシステム構成として、CPUがi486DX/66MHz以上、メモリー24Miバイト以上。

但し、実際はPentiumの100〜150MHz以上でなければ実用的とは言い難く、CeleronまたはPentium Ⅱ以上で利用されるのが一般的であった。

変更点

バグ修正についてはWindows 98 Service Pack 1(SP1)相当の修正が行なわれている。

主な内容は、ユーザー登録ウィザードでユーザープライバシーが送信されてしまう不具合の修正や、2000年問題への対応など。

新機能

主な機能追加は次の通り。

  • インターネット接続共有(2〜5台のパソコン間でモデムやTAによるダイアルアップを共有できるルーター機能)
  • IEEE 1394サポートの強化(SBP2(Serial Bus Protocol 2)対応の機器をサポートし、ハードディスク等の接続にも対応)
  • USBモデムのサポート
  • Wake On LAN(ACPI対応パソコンをLAN経由で起動させる)

この他に、次のようなソフトウェアを標準搭載した。

IEEE 1394

IEEE 1394は、SEでないWindows 98でも暫定的にサポートされていたが、本格的なサポートはこのWindows 98 SEからである。

従って、殆どのIEEE 1394機器はSE以降にのみ対応している。

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