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電波より波長が短く(周波数が大きく)、可視光線の赤色の直前までの範囲の電磁波のこと。
赤外線は波長により幾つかの分類があり、波長ごとに使い道も違っているが、この波長の分類については諸説あり、定まっていない。
おおむね、短波長側から順に、次のように呼ばれる。
なお、名前の線は略し、熱赤外のように呼ぶこともある。ちなみにこの遠近とは、可視光線から見た波長の離れ具合を意味している。
赤外線は可視光線ではないので、目に見えない。つまり透明である。
コタツなどは赤外線で暖めるが、赤い光を放っている。しかし、目に見える赤い光は赤外線ではなく、単に赤い可視光線である。同時に放たれる、目に見えない電磁波に、赤外線が含まれている。
コタツの光が赤い理由は、暖かく見えるよう、暖色の赤い光を一緒に放っているに過ぎない。実際に、赤い光を出さないコタツも存在する。
主に家庭電化製品のリモコンの通信などに使われているほか、情報機器間の光通信、赤外線ワイアレスマイクロフォンなどにも利用されるようになった。
また熱輻射などの加熱作用を持ち、電気こたつや赤外線ストーブなどで利用される。なるべくこの帯域を効率よく輻射することが輻射型暖房機具では重要である。
暗視カメラなどでも利用される。目には見えないが、赤外線で照らすことでカメラでははっきり見える様になる。熱輻射に伴って発せられるということから、人体などの検知にも利用される。
中間赤外線は、おおむね3〜8µm程度の電磁波をいうが、説により違いが大きい。
物質ごとの吸収スペクトルが現われる波長であり、物質の同定に使われる。
熱赤外線は、おおむね8µm〜100µm(1mm)程度の電磁波である。
可視光から波長も離れており、性質は電波に似てくる。
熱を持った物質、つまり全ての物質から常に放射されている波長であり、この現象は黒体放射と呼ばれている。
IHなどの加熱器は、この付近の赤外線を放射する。
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