ア | イ | ウ | エ | オ |
カ | キ | ク | ケ | コ |
サ | シ | ス | セ | ソ |
タ | チ | ツ | テ | ト |
ナ | ニ | ヌ | ネ | ノ |
ハ | ヒ | フ | ヘ | ホ |
マ | ミ | ム | メ | モ |
ヤ | ユ | ヨ | ||
ラ | リ | ル | レ | ロ |
ワ | ヰ | ヴ | ヱ | ヲ |
ン |
A | B | C | D | E |
F | G | H | I | J |
K | L | M | N | O |
P | Q | R | S | T |
U | V | W | X | Y |
Z | 数字 | 記号 |
日本初の、発電設備(28万kW)を備えた高速増殖炉の実験炉。
6,000億円かけて福井県敦賀市白木、日本海の若狭湾に面する敦賀半島北端に建設された。開発費の総額は1兆円を優に超える。
高速増殖炉は、日本のように資源の乏しい国にとって重要な技術であり、国家存亡のために建設が進められたものである。
高速増殖炉は、発電しながら更に資源を作ることができる、夢の原子炉である。
しかし、高速増殖炉は冷却材に水ではなく液体ナトリウムを使うことや、原子炉自体の制御の難しさがあり、あくまで実験炉であって、実用化の見通しはまだ立っていない。
福井県は、北陸新幹線の延伸などの地域振興を条件に再起動を了承。
2010(平成22)年5月6日10:36(@108)、「もんじゅ」は約14年5ヶ月ぶりに再起動した。順調にいけば、2010(平成22)年5月8日には臨界に達する見通しと発表された。
2010(平成22)年8月26日、釣り上げ作業中に原子炉容器内に炉内中継装置(直径46cm、長さ12m、重量3.3t)が落下する事故が発生。炉内中継装置は落下の際に変形し、燃料出入孔スリーブに引っ掛かって抜けなくなった。そこで2011(平成23)年6月23日20:50(@534)に燃料出入孔スリーブごと天井の大型クレーンで釣り上げ撤去する作業を開始、2011(平成23)年6月24日04:55(23日@871)に無事完了し、炉開口部上部の容器「簡易キャスク」(直径1.4m、最大長16m)に収納された。
本格運転開始時期を2013(平成25)年度内とし、2011(平成23)年度内に出力40%の試験運転を行なう予定としている。
高速増殖炉の実験炉として作られ、1兆円以上を投資した。液体ナトリウムを使う高速炉の開発には高度な技術が必要で、多くの知見は得られたものの最終的には実用化できなかった。
かくして2016(平成28)年10月7日、政府は廃炉が濃厚となる「もんじゅ」の代替となる高速炉開発の方針案を作る「高速炉開発会議」の初会合を開いた。メンバーは以下の通りである。
文部科学省は、「もんじゅ」の再稼働は、規制などの対応で16年間で少なくとも5400億円掛かると試算し、「もんじゅ」運営主体である日本原子力研究開発機構の児玉敏雄理事長は「投資に見合う価値がある」とした。
最終的に代替炉建設で一致したようで、2016(平成28)年12月21日、政府は「もんじゅ」廃炉を正式決定した。
ただし、西川一誠 福井県知事は廃炉を容認しておらず、今後も実験の継続を希望していた。
コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます