α-リノレン酸

読み:アルファ・リノレンさん
外語:ALA: α-linolenic acid 英語 , α-亚麻酸 大陸簡体 , α-亞麻酸 台灣正體
品詞:名詞

有機酸(カルボン酸)の一つで、不飽和結合が3ヶ所(3価)の不飽和脂肪酸の一つ。n-3系不飽和脂肪酸で、n-3系の代表的物質である。

ビタミン様作用物質の一つで、必須脂肪酸である。

目次

基本情報

炭素数18、不飽和結合3ヶ所を有する。

  • 組成式: C18H30O2
  • 構造式: CH3CH2(CH=CHCH2)3(CH2)6COOH
  • 分子量: 278.44
  • 比重: 0.91 (水=1)
  • 融点: (該当資料なし)
  • 沸点: 230℃〜232℃ (1mmHg)
  • CAS番号: 463-40-1
  • 官報公示整理番号(化審法番号): 2-609
  • 化学名: 9,12,15-オクタデカトリエン酸

α-リノレン酸
α-リノレン酸

誘導体、関連物質の例

専門家はα-LNと呼ぶ。

亜麻仁油(アマニ油)や紫蘇油(シソ油)の成分。

ヒトは、α-LNからEPADHAを作ることができる。

空気中の酸素により容易に酸化される。

アルカリ物質と共に、容易に石鹸をつくる。

安全性

法規制など

  • 消防法(危険物の規制に関する政令)
    • 危険物 第四類(引火性液体) 第三石油類

危険性

  • 引火点: 110℃より上
  • 発火点: (該当資料なし)
  • 爆発限界: (該当資料なし)

有害性

  • 刺激
    • 腐食性: (該当資料なし)
    • 刺激性: 眼、気管を刺激する恐れがある
    • 感作性: (該当資料なし)
  • 毒性
    • 急性毒性: (該当資料なし)
    • 慢性毒性: (該当資料なし)
    • がん原性: (該当資料なし)
    • 変異原性: (該当資料なし)
    • 生殖毒性: (該当資料なし)
    • 催畸形性: (該当資料なし)
    • 神経毒性: (該当資料なし)

環境影響

  • 分解性: 易性分解性である
  • 蓄積性: 無し
  • 魚毒性: (該当資料なし)

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