ドコサヘキサエン酸

読み:ドコサヘキサエンさん
外語:DHA: Docosahexaenoic Acid 英語
品詞:名詞

有機酸(カルボン酸)の一つで、不飽和結合が6ヶ所(6価)の不飽和脂肪酸の一つ。n-3系不飽和脂肪酸である。必須脂肪酸とする説もある。

目次

炭素数22、不飽和結合6ヶ所(全てシス型)を有する脂肪酸。化学合成は困難で、量産は現時点では不可能である。また価格もかなり高い。

  • 組成式: C22H32O2
  • 構造式: CH3(CH2CH=CH)6(CH2)2COOH
  • 分子量: 328.49
  • CAS番号: 6217-54-5、2091-24-9
  • 化学名: cis-4,7,10,13,16,19-Docosahexanoic acid
  • 官報公示整理番号(化審法番号): 2-609

DHA
DHA

含有食品

(カツオ)(マグロ)などの眼窩に特に多く含まれる。

人間でも脳灰白質部、神経、網膜、心臓精子母乳などに含まれている。

効能

に良いとされている。

現時点では研究中につき詳細な効能などは研究途上であるが、記憶や学習能力も高める働きがあることが確認されている。

脳細胞の情報伝達は神経細胞(ニューロン)により行なわれるが、ニューロンの先端にはDHAが含まれているため、DHAの摂取は記憶/学習能力の向上に繋がるのではないかと考えられている。日本人知能指数が高いのはを常食しているためとも言われている。

安全性

法規制など

  • 消防法(危険物の規制に関する政令)
    • 危険物 第四類(引火性液体) 第二石油類、危険等級3

危険性

  • 引火点: 62℃ (MSDS)
  • 発火点: (該当資料なし)
  • 爆発限界: (該当資料なし)

有害性

  • 刺激
    • 腐食性: (該当資料なし)
    • 刺激性: (該当資料なし)
    • 感作性: (該当資料なし)
  • 毒性
    • 急性毒性: (該当資料なし)
    • 慢性毒性: (該当資料なし)
    • がん原性: (該当資料なし)
    • 変異原性: (該当資料なし)
    • 生殖毒性: (該当資料なし)
    • 催畸形性: (該当資料なし)
    • 神経毒性: (該当資料なし)

環境影響

  • 分解性: (該当資料なし)
  • 蓄積性: (該当資料なし)
  • 魚毒性: (該当資料なし)

たまに、「ドコサヘキサ塩酸」などと勘違いして言う者がいるが、そのような塩酸は存在しないので注意。

関連するリンク
MSDS
用語の所属
不飽和脂肪酸
関連する用語
リノール酸
葉酸
イコサペンタエン酸

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