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USBで、USB 3.1から採用されたUSBポートおよびUSBコネクターであり、裏表どちらでも挿せるリバーシブルを特徴とする。
2014(平成26)年8月11日に承認されたUSB 3.1仕様で導入された。microUSBと大きさの似た、小型端子のみが用意されている。
Type-Cの端子の用途はUSB Type-Bと同様で、USBケーブルをUSB装置に接続するときに使用されることが想定されている。
このためデータの流れは、装置からコンピューター本体やUSB HUB側へと向かうため、Type-Cの端子はType-Bの端子と同様に「ダウンストリーム型」と呼ばれることがある。
なお、この仕様はUSB 3.1だけでなく、使用するピン数の少ないUSB 2.0用としても利用可能になっており、USB 2.0でもmicroUSBの代わりとして普及する可能性がある。
USB 3.0からは、高速化のためにピン数が増えており、Type-A/Type-Bともに従来との後方互換性を確保する形状で端子を追加した。
しかしUSBは誕生以来「表裏が分かりにくく挿しにくい」という問題を抱えており、標準→ミニUSB→microUSBという二度(あるいはミニUSBの混乱を含めるとそれ以上)にわたる端子形状の仕様変更があってもなお、この問題は改善がなかった。加えて、iOSデバイスで裏表どちらでも挿せるLightningが採用されてからは、microUSBへの不満が更に高まっていた。
そこでUSB 3.1からは、ピン数が増えたUSB 3.xを小型のコネクターにて実現し、かつ裏表どちらでも挿せるリバーシブルとする新コネクターの採用を決定した。
Type-Cは、従来のコネクターと同様にUSB 3.1の信号線とUSB 2.0の信号線を持つが、コネクターが新形状となるため、従来の機種に接続するためには変換アダプターを用いることになる。
楕円形状の端子が存在する。
従来のUSBコネクターと同様、プラグ側の端に端子があるが、Type-Cでは上下に端子が存在する。
差し込まれる側のジャック側は、中央に板状の接点が用意され、裏表関係なく差し込めるようになっている。
端子は上下各12ピンで計24ピンである。端子番号は、片面をA1からA12とすると、もう片面は逆方向にB12からB1となる。
レセプタクル(メス側)の配列は次の通り。
A面 | B面 | ||
---|---|---|---|
番号 | 機能 | 番号 | 機能 |
A1 | GND | B12 | GND |
A2 | SSTXp1 | B11 | SSRXp1 |
A3 | SSTXn1 | B10 | SSRXn1 |
A4 | VBUS | B9 | VBUS |
A5 | CC1 | B8 | SBU2 |
A6 | Dp1 | B7 | Dn2 |
A7 | Dn1 | B6 | Dp2 |
A8 | SBU1 | B5 | CC2 |
A9 | VBUS | B4 | VBUS |
A10 | SSRXn2 | B3 | SSTXn2 |
A11 | SSRXp2 | B2 | SSTXp2 |
A12 | GND | B1 | GND |
USB 2.0のみ対応する場合は、SS関係のピン(計8ピン)を省く。
USBのポートはいつの間にか電源コンセントと同じ扱いと化す時代が到来、Type-Cは最初から大電流に対応する仕様となった。
従来のUSBのコネクターやケーブルもUSB BC 1.2なら最大1.5Aまで可能であるが、Type-Cではケーブルで3A、コネクター部で5Aを達成した。
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