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電力線にディジタル信号を流すことで、電力線をインターネットへの接続回線、あるいはLAN用の配線に使おうというもの。略して「PLC」。
この技術は新しいものではなく、かなり以前から実用化されている。歴史的経緯により、現在では使う周波数により大きく次の二種類に分けられる。
低速PLCはHomePlugなどとして実用化されているが、全く普及しなかった。但し、鉄道の車両間通信などとしては広く普及している。
高速PLCが話題になっている新技術であり、高周波を使うことで高速通信を行なう。
PLCのために、様々な規格が存在する。
パナソニックを中心に、日本で作られた規格。
HD-PLCは2012(平成24)年現在、公称で第1世代から第3世代まであり、第3世代HD-PLCがIEEE 1901として標準化された。
HD-PLCは高速PLCの規格であり、4〜28MHzを用いて最大240Mbps(第3世代での理論値)、実測値はその半分程度で、最大通信距離は屋内で200mである。
なお、使用帯域中、アマチュア無線およびラジオNIKKEIが使う周波数帯については減衰(バンドエリミネーションフィルター)が掛けられており、これは解除することができない。
電力線を通信線に使うというのは非常に難しいことで、その技術開発も困難を極めた。
450kHz以下帯での実験では、九州電力と三菱電機が共同開発したモデムを使用し、信号伝送にOFDM、通称「マルチキャリア方式」と呼ばれる方法を採用した。これは、使用する波長域を細かく分割し、周波数の異なる複数の搬送波(キャリア)にデータを乗せて伝送するというもので、ノイズの多い波長域を避けてデータ伝送を行なえるという特徴がある。
使用する技術そのものはノイズに強く作られてはいるが、現実には10kHz〜450kHzはノイズが多い帯域で、100kHz以下は常に雑音が発生しているとあり、ネットワークには極めて不向きな帯域である。
また190kHz〜330kHzも冷蔵庫や掃除機、照明、エアコンなどのインバーター機器からのノイズがある。特に冷蔵庫などはネットワーク中だけ止めるという訳にもいかないので影響は大きい。
さらに外と繋ぐ場合、電柱に設置される親機から最大5世帯に分配されるので、他の家からのノイズ混入も問題となった。
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