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FreeBSDやOpenBSDで採用されている、ソフトウェアのインストール方法のひとつ。
UNIXでソフトウェアをインストールするためには、多くの場合、ソースをコンパイルし、所定の場所にコピーしたり等の手順を踏まねばならず、またコンパイルの前には必要となるものを全て集めておかねばならないという難しさがある。
そこで、このソフトウェアのインストールを簡便にする手順として提供されているのがportsである。
portsでソフトをインストールするには、/usr/ports/ 以下の、インストールしたいファイルのディレクトリに移動して、make installを実行する。
# cd /usr/ports/www/firefox # make install ← firefoxのインストール # make clean ← 一時ファイルの削除
インターネット経由でソースファイルをダウンロードしコンパイル、を延々と処理することになるため、大きなソフトウェアはインストールまでに時間がかかることが多い。
ものにもよるが、一つあたり30分程度が平均的な作業時間のようである。
portsでインストールされたプログラムは、アンインストールも可能である。バージョンアップする前にアンインストールが必要になることも多い。
# cd /usr/ports/www/firefox # make deinstall ← firefoxのアンインストール
アンインストールしたプログラムを再インストールすることができる。
# cd /usr/ports/www/firefox # make reinstall ← cvsupの再インストール
インストールされたソフトウェアを確認するには、pkg_infoコマンドを使う。
pkg_infoを単体で起動すると、システムにインストールされているものが一覧化される。
ここに表示されるpkg-nameを引数に与えれば、その詳細情報が表示される。
# pkg_info firefox-3.6.8,1
FreeBSDなどでは、コンパイル時間を節約するため、portsの他に、既にコンパイルされたpackageも用意されている。
そのファイルをダウンロードしてpkg_addコマンドを実行したり、pkg_addのパラメーターにファイルのFTP URLを指定することで、インストールすることが出来る。
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