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帯状のもの。電子計算機では、古くから帯に情報を記録してきており、代表的な補助記憶媒体である。
最古のものは、ただの紙テープに穴を空け、ビット情報を記録し、それを光学的に読み出すものであった。穴の有無がビット情報の0と1に対応する。
穴を空けて使うため「穿孔テープ」と呼ばれるが、もはや殆ど使われておらず、現在では博物館にでも行かないと見ることができない。
古の電子計算機でよく使われたのが、リールに巻き取られた磁気テープに記録する「オープンリール磁気テープ」であった。
これは、映画フィルムのリールと、見た目はほぼ同じものである。違いは、フィルムと違って色が全体的に黒または茶色となっている。
8ビットマイクロプロセッサー(8ビットCPU)が主流のパーソナルコンピューターでは、安価に市販されていた音楽用のコンパクトカセット(いわゆるカセットテープ)が使われた。
読み書きする装置は一般のカセットテープレコーダーそのものであるが、これを「データレコーダー」または「CMT」と呼んだ。
モノラルで300bps、600bps、1200bps、2400bps程度のものがよく使われていた。1200bpsであれば、秒間1200ビット、つまり150オクテットを読み書きできた。理論上、1分間で9Kオクテット、10分テープを使えば理論上最大90Kオクテットが記録できた。
8ビットCPUでは、アドレスバス16ビット程度が一般的で、最大でも64Kiバイトまでしか扱えなかったので、テープでソフトウェアを提供する場合によく10分テープが使われた。
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