初期のIDEに存在した壁。
PC/AT互換機のBIOSでは、様々な事情により528Mバイト(504Miバイト)までしか対応できなかった。これが504Mバイトの壁である。
正確にはメガではなくメビ、つまり「504Miバイトの壁」と呼ぶべきだが、当時はまだMi(メビ)という単位がなく、このように「504Mバイトの壁」と呼ばれていた。
古いディスクBIOSでは、CHSという方式でディスクのセクターを指定した。この方式では、シリンダー(S)・ヘッド(H)・セクター(S)という3つの値によりデータの場所を指定する。
しかし、ディスクBIOSとATA(IDE)の仕様の兼ね合いから、1024シリンダー×16ヘッド×63セクターまでしか使うことができず、また1セクターは512バイトなので、結果として約528Mバイト(504Miバイト)が限界となった。
CHS方式を辞め、新たにLBA(28ビットLBA)という方式を導入することで解決した。これ以降、この容量を超えるATAハードディスクドライブは全てLBAに対応しており、一般にE-IDEと呼ばれた。
ディスクBIOSも、このために拡張INT13という機能を新たに導入している。但し、古いOSや、ブートローダー以外では、殆ど使われていない。新しいOSは、BIOSは使わず自前でLBA対応ハードディスクドライブを制御する機能を有している。
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