M-14

読み:エム・じゅうよん
外語:M-14 英語
品詞:固有名詞

Μ-Ⅴロケットの一段目として開発された固体ロケットモーター。開発はIHIエアロスペースである。

目次

主要諸元

  • 全長: 13.73m
  • 外径: 2.61m(最大径)/2.50m(代表径)
  • 質量: 82.68トン(P.P有り)/82.65トン(点火後)/10.83トン(P.Pなし)
  • 推進薬: BP-204J
  • 推進薬質量: 71.824トン

燃焼特性

  • 最大推力(真空中): 3773kN
  • 平均推力(真空中): 3854kN
  • 燃焼時間: 50.3秒(58cBeat)(有効)/96.9秒(112cBeat)(全)
  • 真空中比推力: 274秒(317cBeat)
  • 最大燃焼圧力: 5.06MPa

採用機体

シリーズ全てで、一段目として使用された。

機体番号と打ち上げ順は一致していない。以下は打ち上げ順。

  1. Μ-Ⅴロケット1号機
  2. Μ-Ⅴロケット3号機
  3. Μ-Ⅴロケット4号機
  4. Μ-Ⅴロケット5号機 (これ以降改良品)
  5. Μ-Ⅴロケット6号機
  6. Μ-Ⅴロケット8号機
  7. Μ-Ⅴロケット7号機

改良

4号機では、ノズル破損が発生し、打ち上げに失敗した。このため5号機以降の分は、型番は変わっていないが改良が施されている。

具体的には、ノズルスロート・インサート材を、従来の高密度グラファイト材から、熱構造強度特性に優れた3D-C/C材(のうちの軸対象織3D-C/C材)に変更した。

名前

名前の由来は定かではないが、次が予想される。

  • M ‐ モーター(Motor)、但しJAXA/ISASは「モータ」と記載する
  • 1 ‐ 一段目用
  • 4 ‐ おそらく4番目=ミューロケットを表わす。ペンシルカッパ(κ)ラムダ(λ)→ミュー(Μ)
用語の所属
Μ-Ⅴロケット
固体燃料ロケット

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