ペプチドからアミノ酸を遊離させる酵素。ロイシンアミノペプチターゼ。
ペプチドのN末端に作用し、末端のアミノ酸を一つずつ遊離させる酵素。
肝臓、腎臓、膵臓その他臓器に広く見られる。
LAPは肝臓で胆汁となり、胆汁は胆嚢、胆管を経て十二指腸に分泌される。
このため胆管などの胆道系が閉塞して胆汁が鬱滞すると、胆汁成分は肝臓内や胆管内に停滞し、やがて血液中に漏出するため、血中LAPが上昇する。この場合は、γ-GTP、GOT、GPTも同時に上昇することが多い。
健康診断では、40〜75IU 程度が基準である。
LAPは様々な理由で上昇するが、胆汁鬱滞、アルコール性肝障害、薬剤性肝障害などが多い。
また妊娠中には胎盤性LAPが血液中に出てくるため、測定することで胎盤機能の検査が可能である。
LAPが上昇したときに疑われる主な病気は次の通り。
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