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センサーやIT技術を活用し、一般家庭のエネルギー消費機器を効率的に運転させるためのシステム。家庭用エネルギー管理システム。
各社が様々な技術開発を進めているが、基本的には、家庭にあるエアコンや照明などの電化製品の省エネ運転制御や待機電力の削減、といった管理をする。
ネットワークで接続され、情報は液晶テレビやタブレットコンピューターなどで確認できるようになっていることが多い。
また太陽光発電や蓄電設備を備えたものもあり、日中は太陽光発電で充電、深夜は割安な深夜電力を充電、これを日中に使用することで経済性を高める。
現時点ではまだ、直流用のアウトレット(コンセント)や電圧の規格すら決まっていないため、今すぐ直流化ということは難しいが、今後、研究や技術開発が進むうちに決まっていくことだろう。
電圧にしても各社各様で、シャープは、効率が良いのは300Vから400V、としている。高電圧は危険だが、将来モーターなどを回すような大電流を要するものが普及したときにも有利である。
対してパナソニックは、高電圧は感電事故時に危険なため、60V以下、48V程度を想定する、としている。DC48Vなら、機器側での絶縁の必要が無くなるため部品点数をかなり減らすことができ、また既に業務用機器に存在するため部品の流用も可能で量産効果も期待でき、低コスト化にもなる。財布にもエコであろう。
アウトレット(コンセント)も、パナソニックは既に48V電源の直流用コンセント(の案)として、ホームベース形に似た六角形に電源2ピンと接地1ピンを付けた3ピンのものを展示するなどしている。100V用の従来型と違い、プラグ側の周囲に囲いがあり、挿したまま放置しても埃が入りにくいようになっている。
照明、中型までのテレビ、パソコンなど、殆どの電子機器は48Vで充分と見込まれる。
換気扇や扇風機などモーターを回すものは微妙である。ブラシ付きの直流モーターはブラシの寿命がある上、ブラシレスにするとコストが大幅に上がる。
対して、エアコン、電子レンジ、オーブン、ポット、乾燥洗濯機、冷蔵庫といったものは、むしろ200V以上にした方が効率が上がるため、電圧は上げた方が良い。また交流の方が切断しやすいなど取り扱いが容易なので、わざわざ直流にする必要性も薄く、直流化したものが普及するかどうかは不明である。
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