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電力を、発電所や変電所から電線を通し需要地へ送ること。対するは受電。
電力利用が始まった当時は直流発電・直流送電だったが、実際に直流で送電しても、技術的な問題から、発電所から1kmも離れると電球もまともに光らなかった。当時の技術水準で広範囲に送電するためには多数の発電所が必要になってしまうため、事実上、直流送電というのは不可能であった。
対し、当時は交流技術はまだ未完成であり、交流で動作する発電機やモーター、そして効果的な絶縁方法が開発されていなかった。そのため、交流が原因となる火災や感電事故も多く発生していた。
現在では、様々な利点から交流発電・交流送電が普及し、送電線は三相交流、各家庭へ配電される配電線の電力も電柱までは三相交流で、ここから家までも、やはり交流である。ただ近年では、離島間での送電などで、送電線に直流を使う直流送電も使われている。
送電というのは奥が深く、それだけで一つの学問である。
送電に交流を使うようになったのも、技術の発展に伴う成果であり、また二相、四層、六相などではなく三相に落ち着いたのも、これがもっとも効率が良く、コスト安となることが研究から明らかになったためである。
また近年では、送電損失を下げるため直流送電も実用化されている。
発電所から家庭までの経路の概略。あくまで一例であり、異なる系統をもつものもある。
発電所→超高圧変電所→一次変電所→配電用変電所→柱上変圧器→家庭
火力発電所、原子力発電所、水力発電所などで発電された電気は、所内の変電所で変圧され、外に出る。
出てくるのは一般に超高圧送電線で、27万5千ボルトや50万ボルトである。
ここで15万4千ボルトに下げられる
ここで6万6千ボルトに下げられる。
大ビルディング、大工場へは、ここから送られる。
ここで6,600ボルトに下げられる。これが最後の変電所であり、以降は送電線ではなく配電線という。
ビルや中工場へは、この電圧で供給される。
電柱の上で、200ボルトや100ボルトに下げられる。
住宅、商店、小工場へは、この電圧で供給される。
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