注射のうち、薬剤を表皮と真皮の間に注入する方法。
場所が皮膚の表面に近く血管に乏しい部位であるため、吸収が遅く、効果は長続きする。
ツベルクリン反応やアレルギー診断などは皮内注射をする。
結核の生ワクチンであるBCGは、9本の針が付いたスタンプと呼ばれる独特の方法で接種するが、これは皮下注射にならないよう浅く注射されるため、皮内注射となる。
昔は皮下注射をしていたが、注射局所に潰瘍や膿瘍ができやすいという問題があったため、やがて皮内注射に切り替わった。それでも注射箇所には非常に目立つ痕跡が残るため、より安全で、痕ができるだけ残らない方法が研究された。結果、日本では9本針の管針を使う、いわゆるスタンプ式が普及している。
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