ア | イ | ウ | エ | オ |
カ | キ | ク | ケ | コ |
サ | シ | ス | セ | ソ |
タ | チ | ツ | テ | ト |
ナ | ニ | ヌ | ネ | ノ |
ハ | ヒ | フ | ヘ | ホ |
マ | ミ | ム | メ | モ |
ヤ | ユ | ヨ | ||
ラ | リ | ル | レ | ロ |
ワ | ヰ | ヴ | ヱ | ヲ |
ン |
A | B | C | D | E |
F | G | H | I | J |
K | L | M | N | O |
P | Q | R | S | T |
U | V | W | X | Y |
Z | 数字 | 記号 |
末期の恒星にて行なわれる核融合反応の一つであり、最後の反応である。
珪素の燃焼では、アルファ反応が繰り返され、次々と元素が作り出される。
しかしニッケル56の次の亜鉛60にはなることができず、ここでアルファ反応は打ち止めとなる。
ニッケル56(56Ni)は地球上での半減期は約6.077日で、β+崩壊でコバルト56(56Co)に崩壊し、またコバルト56(56Co)も地球上での半減期は77.27日でβ+崩壊し、鉄56(56Fe)へと崩壊する。但し大質量星においてはコバルト56(56Co)の半減期はわずか数分しかない。
こうして生ずる鉄はエネルギーが低いため、これ以上の核融合は起きない。こうして進化した恒星の中心には鉄の核ができることになる。
この反応のために、鉄56の存在量は全ての鉄のうち91.754%にもなり、宇宙では比較的ありふれた元素となっている。なお、鉄でも鉄52は安定核種ではなくマンガン52を経てクロム52に崩壊してしまうため、天然には殆ど存在しない。
コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます